「銀座3兄弟」はアウトで裏金と不貞はセーフ、自民党のケジメ基準

 自民党の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、安倍派の所属議員99人の大半が裏金を受け取っていたことが発覚し、同派閥は解散を表明したが、「安倍派5人衆」と呼ばれた幹部議員は、このまま立件されることなく、のうのうと議員生活を続けるのか。

 2月4日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)では、国会で撮影された「疑惑の5人衆」の表情をクローズアップ。VTRの中では、萩生田光一前政調会長は麻生太郎副総裁と談笑し、西村康稔前経産相、世耕弘成前参院幹事長、高木毅前国対委員長、松野博一前官房長官らも余裕の笑みを浮かべていた。いずれも党内からは「離党」「議員辞職」などケジメを求める声があがっているというが…。

 スタジオでは元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏が「自民党自体が、自分とこの幹部、不正をやった幹部を処罰しなきゃいけないんですよ」と持論を展開。そこから「コロナの時に銀座3兄弟っていたんですよ」と、21年1月、コロナ禍の緊急事態宣言の最中に銀座のクラブで深夜まで会食していた3議員の話を持ちだして「コロナの時に飲食をしていた3兄弟、3議員が離党勧告を受けたんですよ」と説明。「そこに離党勧告をして今回の数千万円の裏金を作った人間に離党勧告も何もしないのか。自民党のガバナンスってどうなのか」と問題提起した。
 
「番組には元衆議院議員の宮崎謙介氏が出演して、2016年にみずから起こした不祥事を回顧。妻の金子恵美氏が出産入院している最中に不貞をはたらいていたことが発覚し、議員辞職して自民党を離党したのですが、宮崎氏は当時を振り返って『実は辞めろって言われてないんですよ』と告白。共演者からは『自民党は甘い』『市民が全員きみに辞めろって言った』などと厳しいツッコミが入っていましたが、確かに東国原氏が言うように、自民党はケジメの付け方の基準がいまいち不明瞭と言わざるを得ません。なお、“銀座3兄弟”と言われた松本純氏、田野瀬太道氏、大塚高司氏のうち、田野瀬氏は21年秋の衆院選挙に無所属で出馬して当選。他の2名は“元議員”の身ですが、いずれも復党しています」(政治ジャーナリスト)

 たとえ裏金議員に離党勧告という処分が出ても「復党」の目があるなら、身内だけの甘々処分と言っていいかもしれない。

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