共同通信社が2月3日、4日にかけて実施した世論調査で、内閣支持率は24.5%となり、政治資金パーティーで集めた裏金について「説明する必要がある」との回答が8割を上回った。
2月4日に放送された討論番組「日曜討論」(NHK)にれいわ新選組の大石あきこ衆院議員が生出演し、自民党の裏金問題を厳しい言葉で追及。同番組に出演していた自民党の浜田靖一国対委員長の反応が物議を醸している。
政治資金問題をめぐる議論の中で、立憲民主党の安住淳国対委員長は、「刑事事件としてひとつ区切りがついたのかもしれませんけども、この政治責任は非常に大きいと思いますからその点についてもしっかり我々としては追及していきたい」と述べていたが、その後、意見を求められた大石氏は、この発言に触れて「刑事責任はひと区切りって言ったんですけど、違うんじゃないですかコレ。犯罪なんですから『自首せえ!』じゃないですか」と猛批判してこう続けた。
「自民党の方が『疑念を晴らさなきゃ』って言ってるけど、犯罪ですから。『疑念を晴らさなきゃ』じゃないんです。だから政倫審で議論しようじゃないかっておっしゃってるけど、これは生ぬるいものになると思うんですね。だからこの議論をずらさずに早く、全部洗いざらいにして自首せえ!と。これに尽きます」
自民党の裏金議員に「自首」を要求する大石氏に、SNSでは《おっしゃる通り!》《スカッとしたわ》《国民の声を代弁してくれた》といった声が寄せられ、その一方、スタジオで対峙していた自民党・浜田氏の対応に非難が集まっている。
「番組には共産党や国民民主党など他の野党議員も出演して意見を述べていました。厳しい声が挙がる中、浜田氏は発言者の方を向いて時には頷くなどリアクションを取っていたのですが…。“自首発言”の後も大石氏は『さっさと自民党を解党していただきたい』『国民をなめてる』などと言及。浜田氏は大石氏の方ではなく、司会者に視線を向けて“完全無視”を決め込んでいました。この対応に《討論のマナーさえ守れない》《さすがの塩対応》《目すら合わせられないダンマリ自民》などと批判が殺到していました」(メディア誌ライター)
国会でも、岸田文雄総理を陣頭に、のらりくらりと追及をかわしていくのだろうか。