牛丼チェーン大手「松屋」を運営する松屋フーズは、「第3回松屋復刻メニュー総選挙」で1位に輝いた「シュクメルリ鍋定食」を2月6日から期間限定で復活販売すると発表した。ネット上では歓喜の声があがっているが、一方で販売価格には驚きの声も相次いでいる。
「松屋のシュクメルリは、世界一にんにくをおいしく食べるための料理と言われるジョージアの郷土料理を、醤油などを加えて日本人向けにアレンジしたものとなっています。2019年に店舗限定でテスト販売されたあと、20年1月に全国販売が開始されました。すると、同商品は大きな評判となり、同年に実施した『第2回松屋復刻メニュー総選挙』で1位を獲得すると、21年1月に復活販売が行われたのです」（フードライター）
そして、第3回の総選挙でも連覇を果たして再度の復活が決定。駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏も自身のX（旧Twitter）で、「私はラーメン二郎を頂きました。そして今度は日本の皆様にジョージアのニンニクマシマシを召し上がっていただく番です」と投稿するなど、早くも復活販売への期待が大きく高まっている。
「しかし、今回のシュクメルリ鍋定食の販売価格は930円（以下、税込）と、前回の790円から値上がりしているため、ネット上では《さすがに高すぎて食べるか迷う》といった声も多く見られます。この3年で材料費や光熱費、人件費など様々なものの値段が上昇しているため値上げは致し方ないところではありますが、いきなり140円上がることに抵抗を感じる人がいるのも当然だと思います。松屋公式はクックパッドに『シュクメルリ』のレシピを公開していますから、どうしても高くてムリという人は家で作る手もあるかもしれません」（同）
ただし、値上がりしても食べたいというファンが多いので、今回も大ヒットは間違いないだろう。
（小林洋三）
