ヤンマーホールディングスは1月30日、グループのマスコットキャラクターである「ヤン坊マー坊」の9代目となる新デザインを発表した。新デザインはこれまでと比較して大幅にリニューアルされており、ネット上では賛否両論、様々な意見が寄せられている。
「ヤン坊マー坊は、1959年からスタートした『ヤン坊マー坊天気予報』をきっかけに誕生しました。2014年に放送終了するまで半世紀以上にわたって多くの人々に愛されてきましたが、同社が取り組むテーマ“A SUSTAINABLE FUTURE“の実現に向け、『心を動かし未来を動かす』キャラクターとして一般投票によってキャラクターをリニューアルすることを発表していました」(情報誌ライター)
23年11月から行われた一般投票の結果、B案である赤髪と青髪の現代的なヤン坊マー坊が2位のA案をダブルスコア以上引き離して採用が決定した。《今どきの子どもたちも親しめそうなデザイン》と好意的な意見がある一方、初代から8代目まで踏襲されてきた昔ながらの子どもたちといった雰囲気とは異なるため、《自分が知っているヤン坊マー坊とは別物》《東京五輪のミライトワを彷彿させる》《戦隊ヒーローみたいになっちゃった》《わざわざこのキャラをヤン坊とマー坊にする必要ある?》といった声も少なくない。
「慣れ親しんだキャラクターのデザインがリニューアルされる際は、どうしても受け入れられない人も出てきてしまいますよね。最近では、昨年、亀田製菓の『ぽたぽた焼き』のパッケージに描かれているおばあちゃんのイラストが38年ぶりにリニューアルされた際には《奥ゆかしさがなくなった》といった意見もありましたし、19年10月にヤマトホールディングスがクロネコ・シロネコのキャラクターを28年ぶりにリニューアルした際にも《シンプルすぎて愛着がわかない》といった声もありました。どのキャラクターもこれから長年使用されていけば、自然と馴染んでくるとは思いますが…」(前出・情報誌ライター)
新デザインのヤン坊マー坊はオリジナルアニメプロジェクト「未ル(ミル)」にも登場予定だというが、多くの人に愛されるキャラクターになれるだろうか。
(小林洋三)