亀田製菓は10月1日~11月27日にかけ、看板商品「亀田の柿の種」の“柿の種”と“ピーナッツ”の理想的な比率を決めるアンケート調査をとり、最も多い回答が柿の種多めの「7:3」だったことが明らかとなった。同商品は約40年間に渡り比率を「6:4」としてきたが、今回の結果によって見直しされるか注目が集まっている。
「同社はCMにタレントのマツコ・デラックスを起用するなど、大々的に『当たり前を疑え! 国民投票』キャンペーンを実施。最終的に25万5903票が集まり、1位『7:3』29.5%、2位『8:2』19%、3位『6:4』17.9%、4位『5:5』14%、5位『9:1』7%となりました。従来の商品よりも柿の種多めを支持する声が多かったことになります」(社会部記者)
これを受け、亀田製菓は「比率変更の検討に踏み出します」と説明している。
「実は『亀田の柿の種』が“国民投票”をしたのは、今回が初めてではありません。同商品の大ファンだというタレントのYOUさんが、『柿の種に対してピーナッツはもっと少ない方がおいしい。8:2にしてほしい』と要望したことを受け13年にも投票を実施しており、その時も、今回と同じく『7:3』が1位を獲得していたんです」(フードライター)
しかし、それ以降も、比率は「6:4」のまま変えられなかった。というのも、13年の投票では「7:3」が1位だったが、2位が「5:5」だったため、その間を取って従来通りの「6:4」がベストとの判断が下されていたのだ。
今回は1位が「7:3」、2位が「8:2」となっているので、約40年不動だった「6:4」からついに比率が変更となるかも?
(小林洋三)