亀田製菓「柿の種」と「ピーナッツ」の比率募集に巻き起こった大論争!

 亀田製菓は、お馴染みの人気商品「亀田の柿の種」の“柿の種”と“ピーナッツの配合比率を国民投票で決める「当たり前を疑え! 国民投票」を10月1日からスタートさせた。投票は11月27日までの集計結果をもとに商品の配合比率を見直すとも発表しており、ネット上では早くも議論が白熱している。
 
「現在、柿の種とピーナッツの比率は6対4となっていますが、66年の販売当初は7対3で、ピーナッツが少なめの配合となっていました。その後、70年代前半には5対5に比率を変えると売上が落ち込み、70年代後半に現在の比率に変えたところ再び人気に火がつき、約40年間は配合を変えていなかったそうです。今回の投票では10対0や1対9などの全11種類の比率から選択でき、消費者の声を取り入れたいとのことです」(業界関係者)

 これにネット上では、《辛味のある柿の種にたまにピーナッツが来ると嬉しいから8対2》《柿の種もピーナッツもおつまみとして優秀だから半々の5対5》《ウチの娘はピーナツを全残しするから10対0》《もし0対10で全部ピーナツになっても、商品名は柿の種になるんだろうか》など様々な意見が寄せられている。
 
「亀田製菓は、2019年3月期の連結決算では米菓事業が好調だったことから、売上高が1000億円を超えるなど過去最高を記録しています。ただし、消費増税によって売上の落ち込みが見込まれ、イメージアップも兼ね、今回の国民投票を企画したものと思われます。『亀田の柿の種』は半世紀以上の歴史があるロングセラー商品ですから“国民投票”はピッタリな企画。公式ホームページによれば10月2日時点での投票は1位が柿の種とピーナッツの比率が8:2、2位が7:3、3位が5:5となっていますが、最終的な結果が見ものです」(流通業界専門誌記者)

 あなたならどの比率を選ぶ?

(小林洋三)

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