フランス移籍間もない昌子源に監督から容赦なき“名指し批判”!

 今冬にフランスのトゥールーズへ加入したばかりの日本代表DF昌子源が2月10日に開催されたリーグアン第24節のランス戦に先発で出場するも、試合後には指揮官からの“名指し批判”を受ける結果となってしまった。

 この日、リーグ戦での4試合連続スタメン入りを飾った昌子だが、対峙したランスの韓国人ストライカーのソク・ヒョンジュンに手を焼き、終始後手後手の展開に。最終的なスコアはなんとか1-1で終えるも、前半の昌子の低調なプレーぶりには試合後、アラン・カサノバ監督から容赦なき“名指しクレーム”を入れられてしまう始末だった。

「今日の試合では戦術の理解や解釈にいくつか問題があったと言える。前半のゲンのポジショニングは決して褒められたものではなかったね。これによって(味方DFの)ディアキテのサポートが叶わず、チームを悩ませるトラブルの一つだったよ」(監督の試合後コメント)

「監督は昌子を“ゲン”と名指しし、彼の守備時における立ち位置への不満や味方DFへのサポート不足を指摘しました。昌子がこれまで長年プレーしてきた日本のJリーグでは、試合後に敗戦の責任やミスについて個人名を挙げながら監督がコメントすることは稀ですが、ヨーロッパでは今回のように容赦なく名指しで戦犯を指摘されてしまいます。これを次節に向けた奮起や巻き返しへのエネルギーに変えられれば良いのですが、単純に指揮官と対立してしまい半ば“干され状態”のようになってしまうケースもありますからね」(スポーツライター)

 なお、今節の昌子のプレーについてはサッカーファンも「ここ2戦はあまり出来が良くない」「失点の原因になりすぎ」「自信を持ってプレイしてほしい」「早く適応しないと監督に見切られる」といった反応が出ており、日本人DFの苦戦を心配している。

 冬の加入からさっそく新天地における洗礼を受けた格好の昌子。その実力や対人守備の安定感には疑いの余地が無いだけに、今後は周囲との連携やミスを減らしていくことを意識する必要がありそうだ。

(木村慎吾)

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