プーチンの影武者が「毒を盛られて発疹」!「暗殺未遂」報道はナゼ出たのか

 今年3月にロシアで行われる次期大統領選挙を控え、再びプーチン大統領の「影武者説」が盛り上がりを見せている。

 コトの発端は昨年12月31日夜にプーチン氏が国民向けに行ったテレビ演説で、その外見になんとも言えぬ違和感を覚えた視聴者らにより、SNS上には《あれは、本物か》《AIで作った偽物だ》《なぜデジタル加工する必要があるのか》《やっぱり影武者では?》といった声が続出したのだ。

 全国紙国際部記者が語る。

「昨年12月14日に行われたイベントでは、サンクトペテルブルク大学の学生が作った『AIプーチン』がプーチン大統領に質問し、それに本物が答えるというシーンがありました。AIプーチンが『影武者報道は本当なのか?』と訊くと、プーチン氏は『あなたは私の声と顔は似ているようだが、私のように話せる人物は一人しかいない。それは私だ』と影武者説を一笑に付しました。とはいえ、西側メディアでは今もなお『死亡説』や『影武者説』が報じられています」

 そんな中、SVR(ロシア対外情報庁)の元上級幹部が運営するテレグラム・チャンネル「ゼネラルSVR」が、「影武者」の最新情報を投稿したのは4日のことだ。それによれば、プーチン氏の影武者と思われる2人の男性が3日、腕や足、首にアレルギー症状のような発疹が現れたため検査したところ、有害物質を盛られていたことが判明したというのだ。

「2人とも命に別状はなく、治療によりアレルギー症状も治まったというのですが、『ゼネラルSVR』は、投与量が少なすぎたために助かったとしています。有害物質の種類が何であるか、どのような方法で体内に取り込まれたのかは調査中としたものの、犯行の裏には次期大統領選が関係していることは間違いないと断言しています」(同)

 ウクライナ軍の情報機関HURも「クレムリンには少なくとも3人の影武者がいる」と主張。今回、発疹が現れたうちの1人はベラルーシ出身の大工で、ロシア連邦保安庁とロシア連邦警護庁が暗殺未遂の疑いで捜査を開始したようだ、と英紙エクスプレスは伝えている。

 あのプリゴジン氏しかり、盟友と言われながらも用済みとなれば命の保証はない、とも言われる現在のロシア。影武者が実在するとすれば、その命を左右するのもまたプーチン氏ということなのだろう。

(灯倫太郎)

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