木村拓哉主演ドラマ「Believe」のチラ見せ戦略に「VIVANTの二番煎じ」指摘

 4月期のドラマが続々とスタートする中、満を持して大トリで登場するのが俳優・木村拓哉主演の木曜ドラマ「Believe-君にかける橋-」(テレビ朝日系、4月25日スタート)だ。

 同ドラマは「テレビ朝日開局65周年記念」として制作されることもあり、局の力の入れようは他のドラマとは別格だ。脚本は「BG~身辺警護人~」(同局系)を手掛けたベテランの井上由美子氏。「BG」は全話平均の世帯視聴率15.4%を記録する大ヒットドラマとなったが、そのスタッフが再集結して木村とタッグを組む。

 すでに関係者の間では「BG」と同様、初回15%超えは確実との見方が広がっているが、一方で「今さら感」を指摘する声も少なくない。

「同ドラマは当初、主演の木村以外のキャストが明かされませんでした。4月15日に投稿された公式Xでは、共演者の後ろ姿などを“チラ見せ”して視聴者の好奇心を煽っていますが、この手法は昨年7月期の日曜劇場『VIVANT』の二番煎じ。しかもQUOカードをエサに、クイズ形式にしてポストをリツイートさせようとしているのですから、あまりにも涙ぐましい。SNSではすでに『別にどうでもいい』と冷めた声も散見されます」

 たしかに事前情報をギリギリまで出さずに引っ張れば、視聴者の関心を集めることができるが、一方で判明した途端に一気に興味が薄れ「出落ち」する可能性もある。

 18日に発表された主要キャストの顔触れは、天海祐希、竹内涼真、斎藤工ら主役級が並び、小日向文世、北大路欣也のベテランが脇を固める。豪華共演陣は木村ファンの多い50代以上の女性を意識したものになった。

 これで初回放送が10%前後程度に留まれば、一気に視聴者離脱が加速するかもしれない。

(ケン高田)

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