「この人音楽聴いてるのかどうか」谷原章介の“運転理論”にツッコミの声

 信号機のない横断歩道での重大事故が相次いでいる。警察は取り締まりに力を入れ、交通マナーの向上、歩行者優先の意識を徹底させるよう努めている。

 そんな中で11月21日放送のフジテレビ系情報番組「めざまし8」でMCの谷原章介が放った一言が物議を醸している。番組では11月になって全国各地で発生した事故を取り上げ、改めて道路交通法第38条を紹介。横断歩道を横断中もしくは横断しようとする歩行者がいる場合は「一時停止」、横断する歩行者等がいるかいないか明らかでない場合は「停止できる速度まで減速」とするルールを解説した。

 一方、歩行者の側にも事故の原因があるとして、「歩行者は横断歩道が安全だと思い、音楽を聴いたり歩きスマホをしているため、直前まで車の進行に気付かない」という専門家の意見を取り上げた。これを踏まえて「車運転してて思うのが…」と切り出した谷原はこう続けた。

「昔だったらケーブルがあったりとか、イヤホンの…。もしくはヘッドフォンが大きかったりして、『音楽聴いてるな』ってわかったんですけど、今ってBluetooth、すごく小さいやつが増えたじゃないですか。色も黒だったりするから。この人音楽聴いてるのかどうかわかんないんですよね。ちゃんと認識してくれてるなと、こっちが思い込んじゃう時があるんですよ。ドライバー側もきちんと、音楽聴いてるかもしれないと思わなきゃいけないでしょうね」

 歩行者がイヤホンで音楽を聴いているか否かに注意を払って運転しているという谷原の“運転理論”に、SNSでは《いちいち歩行者のイヤホン見て判断するのか?》《音楽どうこうは関係ないような》《イヤホンつけてても歩行者優先だろ》《歩行者は小さいイヤホンしたらアカンのか》といったツッコミが寄せられていた。

「音楽を聴いていても聴いていなくても、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら一時停止するのがルール。歩行者がイヤホンをつけているかどうかをいちいち確認しながら、ハンドルを握っていては、見るべきところを見落としてしまうリスクが高まりそう。番組では横断歩道の一時停止状況について、2016年の7%台から2023年には約45%にまで上昇していることを紹介していましたが死亡事故の件数は横ばい。歩行者が横断歩道を渡ろうとしている際は、必ず一時停止。運転マナーの向上を心がけてほしいですね」(メディア誌ライター)

 イヤホンの有無にかかわらず、一時停止のルールを破れば「横断歩行者等妨害等違反」となり、反則金を納めることとなる。ドライバーは細心の注意を払ってほしい。

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