マイナ保険証トラブルで「処方箋さえあれば」谷原章介の“誤情報”に非難殺到

 いよいよ今年の12月2日には現行の健康保険証が廃止され、「マイナ保険証」へと移行する。しかし、4月時点でマイナ保険証の利用率は6%台にとどまっており、国民の間には不安が広がっている。そんな中、6月11日放送のフジテレビ系「めざまし8」が、マイナ保険証に関するトラブルを紹介。スタジオでMCの谷原章介が“誤情報”を拡散させたとして、視聴者から訂正を求める声が殺到しているという。

 番組で紹介したトラブルは薬局で起きた。とある男性が処方箋を持って薬局に行ったところ、薬局側からは「マイナ保険証しか受け付けできなくなった」と言われ、仕方なくその場でマイナ保険証の利用登録を行った。ところが、現行の保険証がまだ使えることから、後に薬局側が男性に「誤解を招いた」として謝罪する運びとなった。

 このトラブルを受けて、谷原はスタジオ出演中の専門家にこう語りかけた。

「そもそもですけど、処方箋を持って薬局に行ったりした時に、処方箋は渡しますけど、そこで健康保険証を求められた覚えがないんですけど、いかがなんですか?」

 谷原の質問に、専門家は「保険証か処方箋でも保険があることが確認できますので、そのどちらかであれば、基本的には問題なく調剤されると思います」と回答。谷原は「本来で言うと、薬局では処方箋さえあれば、保険証、マイナ保険証を見せる必要はないってことですよね」と結論づけたのだが、SNSでは医療関係者と思しきユーザーから《いやいや保険証は提示してもらってるよ》《保険証不要の発言は訂正したほうがいい》《保険番号が間違ってること多いから処方箋だけじゃ怖いよ》といった指摘が相次いでいた。

「谷原さんが言うように、薬局によっては、保険証を見せなくても処方箋だけで調剤してくれる薬局もあるかもしれません。しかし、多くの薬局では窓口で健康保険証の番号と処方箋の番号を照らし合わせて間違いがないか確認しているのが現状。健康保険法にも『当該保険薬局等から被保険者証の提示を求められた時は当該処方せん及び被保険者証を提示しなければならない』と書かれています。谷原さんの言葉を真に受けて、薬局で保険証の提示を拒む被保険者が続出しないことを祈るばかりです」

 調剤薬局を訪れる際は、くれぐれも保険証を忘れないようにしたい。

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