長嶋一茂、大阪万博は「東京の人間なので興味がない」発言に「地方蔑視」の指摘

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が11月24日、コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。2025年4月に開催される大阪・関西万博に「興味がない」と切り捨てた。

 番組では、11月23日に大阪市と神戸市で行われた兵庫・大阪連携「阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード」~2025年大阪・関西万博500日前!~を特集。当初、パレードの実行委員会に万博協会も加わるとされていたが、府庁に《万博と一緒にしないで》《万博より球団や選手を祝いたい》といった声が寄せられたことで、大阪府の吉村洋文知事は「趣旨にそぐわない意見もある」とし、万博協会の不参加を決めた。

 このドタバタ劇について、一茂は「大阪は熱があって、特に野球熱かな」と切り出し、「万博と(優勝パレードを)くっつけるという話もありましたけど、野球ファンの野球熱と、万博を盛り上げようとする万博熱は 全く違うものだと僕は思います」と私見を述べ、「(両者は)全然関係ない」と断じた。さらに「万博、僕は東京の人間なので、あまり興味がない。あんな税金使って」と切り捨てた。

 この発言に、視聴者からは《ごもっともな意見》《一茂さんに当たり前のことを言われてしまった大阪府知事》と賛同する声が多数寄せられたが、一方で「東京の人間なので興味がない」発言には《完全に地方蔑視》《大阪の人間は東京人のそういう所が大嫌いじゃ》《興味ないってコメンテーターだろ》といった指摘も。

 たしかにコメンテーターの立場にあって、〝興味ない〟で済ませるのは職場放棄に等しいかもしれない。しかも理由が〝東京の人間なので〟はいただけない。なにしろ一茂はかつて、同じくコメンテーターを務める玉川徹氏に対して「興味ないって、言っちゃダメ」とダメ出しをした過去があったのだ。

「9月29日の放送回で、ラグビーW杯1次リーグで日本がサモアに勝利したことについて、玉川氏は熱弁を振るいました。一茂から『ラクビーのことは喋るんですね、けっこう』と冷やかし気味に指摘されると、玉川氏は『唯一です、スポーツでは。あとはほぼ興味ないです。あと大谷さんくらいです』と告白。すると一茂は『〝興味ない〟って、言っちゃダメです。〝興味ない〟はダメです』と厳しく注意していました」(テレビ誌ライター)

「興味ないはダメ」と言ったことを忘れてしまったか。

(石田英明)

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