「僕入れるんだ」玉川徹氏の高級老人ホーム取材が大不評

「私も60を過ぎましてですね、終(つい)の住みかを考えるんですよ」

 11月15日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」でこう切り出したのは、元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏。共演するタレントの長嶋一茂も「終活」を始めていることを明かすと玉川氏は、「やっぱり、もっと高齢になった時に、どういうふうに生きていくのがいいかなって考えるわけですよ」と述べて「都心よりも山とか海とかあるところはどうなのかなって探して」と紹介したのが、今回の取材先である「高級シニアレジデンス」だった。

「シニアレジデンスとは、いわば超がつく高級老人ホーム。番組の名物コーナーである『玉川取材』で、高級シニアレジデンスを取り上げるのはこれが2回目ですが、今回、玉川氏が取材したのは、千葉県鴨川市にある『パークウェルステイト鴨川』。海が見下ろせるロビーラウンジや絶景露天風呂、オーシャンビューのプールやカラオケルームなど、内装はまるで高級ホテル。そこで玉川氏は入居者にインタビューし、いかに快適な暮らしを送れているか、施設の良さを聞き出していました」(メディア誌ライター)

 気になるのは入居費用だ。VTRの中で玉川氏が担当者に聞くと、「入居するお歳によるんですね」と前置きして「75歳でだいたい6000万円くらい」と説明。入居費に加えて、1人入居の場合は19万1932円、2人入居で27万7534円もの月額費用がかかるという。さらに玉川氏が「何歳から入れるんですか?」と質問すると担当者は「原則60歳」と回答。玉川氏は「じゃあ僕もう入れるんだ」と言って笑みを浮かべていた。

「この日の『玉川取材』はネット上で大不評をかっていました。大半の視聴者にとって、入居費6000万円の高級老人ホームなどは別世界の話。そのため《庶民には関係ない。チャンネル替えた》《取材というより上級国民である玉川の内覧じゃないか》《いつも弱者の目線でコメントする玉川さんが…》といった反発意見が殺到。くしくも番組が放送された『15日』は年金支給日として知られています。基本的に年金は偶数月の15日に支給されますが、中には奇数月に受け取る人もいる。自身の年金額と照らし合わせて、悲嘆にくれる視聴者は少なくなかったはずです」(メディア誌ライター)

 番組放送終了後、パークウェルステイト鴨川の公式サイトは一時、アクセスしにくい状況になったという。それだけ多くの人が検索したということは、上級国民も少なからず番組を視聴していたということか…。

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