長嶋一茂の珍提案 鶏肉価格の高騰対策に「ビルの屋上でニワトリを飼育」は中国で大惨事の実例があった

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が5月17日、金曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。日本の食料自給率を高めるために“珍提案”を出した。

 番組では、ブラジルから輸入される鶏肉などの価格上昇を取り上げた。日本に輸入される鶏肉の約7割を占めるのがブラジル産。そのブラジルは4月末から降り続いた大雨による洪水で、鶏肉の主要産地が大打撃を受けた。日本に輸入される鶏肉価格の上昇も避けられない状況になったという。

 ブラジル産鶏肉の価格高騰に関連し、一茂は日本の食糧自給率の低さを指摘。「日本の食料自給率の低さ、何%かわからないけど、とにかく低いと聞くじゃないですか」と切り出し、「僕は小さいとき、たとえばニワトリでいうとね、2人のおばあちゃんがいて、2人もニワトリを飼っていた。よく卵とか取りに行った。自分のイメージで言うと、ニワトリはどこでもいるのかな、みたいな。誰でも飼えるみたいなイメージなんですよね。今回、鶏肉の話だけど、多分、ニワトリは誰でも飼えるんですよね」とニワトリ飼育を推奨するかのような発言。

 続けて具体例として、「ビルの屋上とかでニワトリ小屋とかできないのかな。テレ朝の屋上も空いているじゃないですか。ニワトリを飼ってもらいたいなと思っている。そしたら、俺、朝、卵取りに行くよ」とノリノリ。

 一茂の提案にネット上は《頭の中はお花畑だねー》《鶏肉高騰の対策がニワトリを飼う?さすが迷コメンテーター》、さらには《一茂、養鶏業を舐めんなよ!》などと荒れ模様となった。

「しかし中国では、ビルの屋上でニワトリを飼育した実例がありました。2013年11月の中国紙『広州日報』が、広州にあるオフィスビルの屋上で100羽のニワトリが飼育されていることを伝えています。その記事によると、食用として飼っていたそうですが、ネズミも大量発生。屋上周辺ではニワトリやネズミの糞などの猛烈な悪臭が漂い、ニワトリの鳴き声もうるさく、周辺からの苦情も絶えなかったそうです。この例を見る限り、ビルの屋上でニワトリを飼育するのは難しいと言わざるをえません」(エンタメ誌ライター)

 一茂には一度、自分で試してみてほしいものだ。

(石田英明)

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