海外でサウナといえば、多くの人が思い浮かべるのが北欧フィンランドだろう。他にもその隣国スウェーデンやドイツ、ハマムと呼ばれる伝統的なスチームサウナのあるトルコなども有名だが、これらの国々と並んでサウナ大国として知られているのがロシア。ただし、家庭用や日本における銭湯のような公共サウナが普及する一方、まったく違う目的で利用される施設もあるという。
それは性サービス店としてのサウナ。実は、ロシアにはこうした店が数多く存在し、ウクライナとの戦争中の現在も通常通り営業を続けている。
「日本では、浴室系性サービス店が特殊浴場という扱いになっていますが、要はこれのロシア版です」(海外のナイト情報に詳しいライター)
ちなみに女性の勤務形式は、その都度指定の施設に訪れるデリバリー型、店に常駐する店舗型の2つがある。プレールームも簡素なサウナとベッドが置いてあるだけのところもあれば、グループにも対応できる大型のサウナや浴槽、さらにはカラオケ設備を備えるなど、ラグジュアリーホテル並みの施設もあるようだ。
「ウクライナ戦争が始まる前はプレー料金が3000~5000ルーブル(約5000~8400円)、これとは別に施設使用料が2時間で1500~2000円ルーブル(約2500~3350円)ほどでした。現在はどちらも2割ほど値上げされていますが、地方だと相場より安く設定されているところも多いです」(前出・ライター)
しかも、これらの〝特殊浴場系サウナ〟は中央アジアの旧ソ連圏の国々にとっても定番の性サービス店になっている。
「なかでも日本人愛好家の間で一時期人気だったのがキルギスの首都ビシュケク。女性のレベルの髙さに加え、いちばんの魅力はプレー料金の安さ。10年前までは1000円程度で遊ぶことができ、〝アジア最安〟と謳われていたほどです。今はさすがにその料金では無理ですが、それでもロシアよりは安いです」(前出・ライター)
美女と一緒にととのって楽しむロシア式サウナも悪くないかも。