岸田文雄首相の“追悼ツイート”がネット上で物議を醸している。
岸田首相は18日に自身のXを更新し、「池田大作氏の御逝去の報に接し、深い悲しみにたえません」と投稿。さらに19日夜になって、東京・新宿区信濃町にある創価学会本部別館を訪問。18日に訃報が伝えられた池田大作創価学会名誉会長に弔意を表した。
このニュースに関し注目されたのが、あるXユーザーの書き込みだ。
《私は断言できるのですが、昭和天皇が崩御された時ですら自民党総裁がお悔やみをTwitterにツイートすることはありませんでした。これはどういうことなのでしょうか》
むろん、昭和天皇が崩御された1989年はまだツイッターは誕生しておらず、ネット上では「アームストロング船長が『月面なう』とツイートしてた頃のTwitterは平和だった」「ベルリンの壁が崩壊した時は凄まじかった。何回Twitterが落ちたことか」などと、ツッコミが殺到している。
ITライターが語る。
「ツイッターは2006年3月に共同創設者のジャック・ドーシーが『Just setting up my twttr』と書き込んだのが始まり。今では当たり前のように多くの人が使用しているため、ずっと昔からあったように勘違いしている人も多そうですね」
もっとも、岸田首相の追悼Xについては《安倍元首相に対しても言わなかった「深い悲しみにたえません」なんて表現を》《私人ではなく内閣総理大臣としての投稿、明白な政教分離違反です》《創価学会の組織票が目当てなのが見え見え》との指摘がSNSで続出。統一教会の問題が解決していない中、一国の総理が宗教トップの弔問ために施設を訪れたことにも批判的な声が上がっている。
「増税メガネ」と揶揄されている岸田首相だが、まさか次に「宗教メガネ」がトレンド入りするとは思ってもみなかっただろう。
(ケン高田)