「お、ねだん以上。」でお馴染みの家具・インテリア大手「ニトリ」が販売する、クリスマスツリーが縦半分になった「ハーフツリー」がSNSを中心に話題となっている。《すごく合理的》という意見がある一方で、《クリスマスなのに夢がない》という声も寄せられているが…。
「ハーフツリーはクリスマスツリーを縦から真っ二つにした商品で、後ろ半分がないため壁にぴったりとくっつけられ、狭い部屋でも省スペースで飾ることができるアイデア商品となっています。実はこの商品、昨年から発売されているのですが、今月6日にとあるユーザーがXで紹介すると、6万7000件以上のいいねが付くなど大きな話題となりました」(ネットライター)
ニトリによると、同商品は「ツリーを置く場所がない」「置く場所に困る」といった顧客の声から開発されたもので、グリーンとスノーの2タイプに各120cm、150cm、180cmの3つのサイズが用意されている。半分にしても貧相に見えないようにボリューム感を出すことにこだわったそうで、壁にぴったりとくっつけて配置しても見た目の違和感がないように仕上げられているという。
「子供がガッカリするのではないかといった声もあるようですが、長くても一週間程度しか出番がないツリーをコンパクトにすることで、飾っている時だけでなく、収納にも便利ですし、なぜ今までなかったのかと思えるほどのアイデア商品だと思います。日本の住宅事情では本物のもみの木を飾れるようなところは少ないでしょうし、クリスマス気分を盛り上げるのにはハーフツリーでも十分なのではないでしょうか。むしろ、もっと小さく1/4にしてコーナーに設置できる、クオーターツリーがあっても売れるかもしれません」(フリージャーナリスト)
今まで置けなかったという家でも、今年からはクリスマスツリーが飾られるようになるかもしれない。
(小林洋三)