高機能、多機能を謳う最新のドラム式洗濯乾燥機は、安いタイプでも20万円、中には30万円を超える高級機が目白押しだ。使用中の洗濯機が故障したからといって、おいそれと購入できる価格帯ではないが、そんな中、家具、インテリア用品小売業大手「ニトリ」が、5万円を切るドラム式洗濯機を発売し、大きな注目を集めている。
1月上旬に発売されたのは、「6kgスリムドラム式洗濯機 ND60UL1」で、価格は4万9990円（税込み、以下同）。大型が多いドラム式洗濯機の中でも同商品はの奥行き450ミリとコンパクトで、洗濯容量は6キロ。1人暮らしや、夫婦、カップルなど少人数の家庭にちょうどいいサイズかもしれない。
5万円切りの設定は価格破壊とも言えそうだが、一概に「お値段以上」とは言えない部分もあるという。
「同商品には乾燥機能がついていないのです。一方で、同じ容量の縦型洗濯機と比較して約4割の節水性能を備えているので、その分、水道代を節約できるというメリットがあります。どうしても乾燥機能が欲しい場合は、昨年11月22日に発売された洗濯容量10キロ／乾燥5キロの『ND100KL1』が、9万9900円で購入できます。こちらも10万円を切った価格で人気ですね」
ともあれ、物価高と戦うような価格設定は、消費者から大いに歓迎されているようだ。
（ケン高田）
