「ナメてるな」金子恵美が自民党重鎮の出馬宣言に苦言【2023年10月BEST】

 衆議院議長の職は健康不安のため辞任しながら、次期衆院選には出馬の意欲を見せているという。旧統一教会との関係や、女性記者へのセクハラ疑惑も強行突破。そんな当選11回の自民党重鎮に、当選2回の元衆院議員コメンテーターが噛みついた!(以下は10月12日配信記事を再録)

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 体調不良を理由に衆院議長を辞任する意向を示した細田博之氏。ところが、次期衆院選への出馬に意欲を示したことに、野党からは「旧統一教会との関係の説明を」「女性記者へのハラスメント問題はどうなった?」などと批判が浴びせられている。

 そんな中で元衆院議員の金子恵美氏が、10月3日のTOKYO MX「バラいろダンディ」に出演。突然の出馬意向を示した細田氏に対して厳しい言葉を投げかけた。

「う〜ん、ナメてるな、っていう気がしますけどね」

 続けて金子氏は「議長職はできないけど、議員活動はできるっていうのはちょっと甘いっていうか、ナメてるなって私なんかは思っていて」と「ナメてる」を連呼。自身は議長職の経験はないとしながらも「議員活動だってマジメにやったら大変ですからね。そこが国会議員の日頃の活動の中で本当に体力勝負のところがあって、健康体でなければやれないっていう仕事だと思っているので」と述べて細田氏の今回の決断を「理解できないです」と一刀両断した。

 また、細田氏が体調不良を訴えていたことに「体調不良っていうのは政治家にとっては致命的、致命傷なので、そう言っちゃうと(選挙に)出られない。元気だから出られますってことにしておかないと、選挙出るっていうのも問題だから。でも議長は務められなかったんでしょ」と矛盾を指摘した。

「金子氏といえば市議会から県議会議員を経て12年から衆院議員を務めた叩き上げ。選挙で2回当選していますが、2度目の当選時はわずか約3000票差という大接戦。そうした経験があるだけに、議長を辞めて立候補することに憤慨するのもわかります。さらに番組で、金子氏は自民党内からも厳しい声があがっていると説明していました。細田氏ほどのベテランになると、周囲に反対できる人もいないとか。いつもは与党を擁護する意見が取り上げられる金子氏ですが、『ナメてるな』とハッキリ批判できたのは、細田氏が自民党内で孤立している証拠と言えるでしょう」(メディア誌ライター)

 番組では、性ハラ問題と関連づけるかのように、細田氏の自宅にプラネタリウムがあることまで暴露した金子氏。細田氏の“出馬宣言”は大きな波紋を呼びそうだ。

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