金子恵美氏が岸田翔太郎氏を中国武将に例えてツッコミ殺到「馬謖に失礼」 

 元衆議院議員の金子恵美氏(45)が5月30日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ〜GOGO!Smile〜」に出演。岸田文雄首相の長男で総理秘書官の翔太郎氏が、首相公邸での不適切行動を報じられて事実上の更迭となった問題について私見を語った。

 昨年末、首相公邸で開かれた岸田家の忘年会の様子を「文春オンライン」が報じたのは5月24日のこと。岸田家の親戚10人以上が集まり、赤じゅうたんの上で撮影した“悪ノリ”感たっぷりの写真が世に出てしまった。これを受けて25日、岸田首相は翔太郎氏を厳重注意。記者団に対して陳謝したものの、更迭や処分については否定していた。が、29日夜、一転して翔太郎氏の辞職が発表された。

 発覚時点では注意だけで留めたにもかかわらず、更迭に至った岸田首相の心中について金子氏は「やっぱり“身内に甘い”っていうのは一番指摘されやすいところだと思うので、党内での、政権としての求心力を失うことにもなるので…言わば“泣いて馬謖を切る”っていう気持ちですよね。泣く泣く、自分の思いを捨ててこういう処置をしたという感じ…」と、故事成語を用いて推察した。

 同じくスタジオ出演していたタレントの鈴木紗理奈は「岸田さんが初めに『クビにする!もう退職金も受け取らせへん!』って言ってたら、支持率もそんなに響かなかったのにね」と、岸田首相が初動を誤り、支持率を低下させる結果になった事を指摘。この話題にも金子氏は「だからまさに“泣いて馬謖を切った”んですよ!」と、重ねた。

 短い尺の中で金子氏が連発したワード「泣いて馬謖を切る」は三国志を元にしてできた故事成語。現代においては「どんなに優秀な者であっても、法や規律を曲げて責任を不問にすることがあってはいけない」という意味で使用されることが多い。金子氏は気に入ったように連発していたが、視聴者らにこの例えは刺さらなかったようで、放送後SNS上には《優秀な人に対して使う言葉だよね?》《翔太郎氏が優秀な部下だったとは思えない。例えとしてピンとこない》《金子恵美さん、何度も言ってるけど、翔太郎氏と馬謖を一緒にしては馬謖に失礼》《全然良い例えじゃないのに連発しすぎ》などの書き込みが散見された。

 金子氏のあまりの連発ぶりを受けてか、MC石井亮次アナは同トピックの放送時間の終了が迫った際に「泣いてコーナーを締める…」と慌てながらも“被せボケ”を披露。微妙な例えのコメントを上手くオチに使ってまとめていた。

(浜野ふみ)

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