「VIVANT」出演キムラ緑子が普段からやっている“別班ライク”な世直しとは

 俳優の堺雅人が主演する7月期の日曜劇場「VIVANT」(TBS系)。阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司ら、主演級の俳優が共演することでも話題を集めているが、中でも異彩を放っているのがキムラ緑子だ。

 同作は、堺演じる主人公の乃木が属する自衛隊秘密組織「別班」、国際テロ集団「テント」、警視庁公安部の三つ巴の駆け引きと闘いを描く壮大な物語。キムラが演じるのは別班の「司令」役。凛とした佇まいで独特の存在感を放つキムラに、SNS上では《別班の女ボス、すごくかっこいい》《憧れる》《素敵です》と賛辞が上がっている。

 ドラマでの別班は国際テロ組織から日本を守る役割を担っているが、キムラは私生活でも悪を許さぬ〝別班ばり〟の活躍を見せていた。

 2020年3月放送の「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に出演したとき、キムラは「街でネットリした、ネチネチ世直しをしている」と告白。たとえば、前を歩く人が傘の先端を後ろに向けて大きく振っていると、その傘を自身の手で下げたりするという。デパートなどでトイレ待ちをしているときには、個室内から化粧をしている音がすると、叩く音を変えたノックを繰り返し、〝何人も待っていますよ〟とアピールすることを明かした。

 14年2月放送の「ぴったんこカン・カン」(TBS系)に出演したときは、新幹線の車内での〝世直し〟ぶりを告白。隣の乗客が携帯電話で話していたら、即注意。後ろの席の人が咳をしていたら、「マスクをしてください」と言い、新幹線に乗るときは何枚も持参しているというマスクを手渡すという。

「キムラは根っから曲がったこと、間違ったことが大嫌いで、所構わず誰にでも注意するところがあるようです。『VIVANT』では、テロと立ち向かう別班の司令を演じていますが、道に外れたことを嫌うキムラにとって、これこそ〝ハマり役〟でしょう」(テレビ誌ライター)

 ドラマでも私生活でも〝別班〟だった。

(石田英明)

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