テレビ各局の秋ドラマが出そろった。視聴率では「相棒」(テレビ朝日系)がトップを走るが、俺たちが見たいのはやっぱり美女だ! ということで、特に活躍する「アンダー40歳女優」をピックアップ。気になる主演ギャラ事情を調査したところ、驚くべき下剋上が起きていた─。
大きく変動を見せた令和6年秋版の主演女優ギャラ(※1時間の連ドラ1話あたり、金額はすべて推定)ランキングだが、それでも女王の地位を揺るがすまでには至らなかった。綾瀬はるかと長澤まさみが、納得の同着1位をキープしている。今回のランキング監修を手がけた芸能ジャーナリストの平田昇二氏が言う。
「結婚以降、主演ドラマのない新垣結衣(36)や、出産後の本格復帰が待たれる戸田恵梨香(36)を除外した結果、やはりこの2人が残りました。共にここ2年は連ドラ出演がなく、大物女優でありながらレア感が高い、というのが高額の理由でしょう」
とはいえ、レア感など高めることなく、コンスタントにその美貌をお茶の間で堪能できないものか、とも思うのだが‥‥。芸能レポーターの城下尊之氏が昨今のドラマ業界事情を解説する。
「逆に彼女たちクラスになると、ギャラが高いことが出演のネックになってしまいます。ドラマ制作に金をかけられない時代ですからね。大ヒットした『VIVANT』(TBS系)のような、脇も豪華なキャストをそろえるのは局として勝負をかける時だけで、何ならその前後のクールでは同じ枠のドラマの予算は削減されてしまいます。綾瀬さんも長澤さんも、起用となれば費用対効果の面でコケることは許されない。勝負作か、よほど本人が面白がる脚本でなければ、連ドラに出演することはないでしょう」
続いて3位にランクインしたのは吉高由里子。
「NHK大河に出たことで、女優としての格が一段上がりました。事務所側も出演交渉で強気に出ることができる」(城下氏)
吉高は女性誌「美ST」(光文社)10月号のインタビューで、〈大河出演はマネージャーの夢。人の夢をかなえるためなら頑張れるかなって〉と秘話を明かしている。
「やはり1年通して撮影が続く大河ドラマは過酷な仕事。吉高は大きな仕事を終えると長期の休みを取るタイプで、この語りようからも大河に全力投球していたことは確実。終了後すぐに次の仕事に着手することはなさそうです」(平田氏)
民放ドラマへのカムバックが待たれる。
(つづく)
【ドラマ女優ギャラTOP20】
1位:綾瀬はるか(39)250万円
1位:長澤まさみ(37)250万円
3位:吉高由里子(36)230万円
4位:芦田愛菜(20)220万円
5位:趣里(34)200万円
6位:石原さとみ(37)190万円
7位:広瀬アリス(29)180万円
7位:二階堂ふみ(30)180万円
7位:川口春奈(29)180万円
10位:橋本環奈(25)160万円
11位:伊藤沙莉(30)150万円
12位:永野芽郁(25)130万円
12位:菜々緒(36)130万円
14位:杉咲花(27)120万円
14位:松本穂香(27)120万円
16位:奈緒(29)100万円
16位:河合優実(23)100万円
16位:吉岡里帆(31)100万円
19位:今田美桜(27)80万円
19位:仲里依紗(35)80万円
※1時間の連ドラ1話あたり、金額はすべて推定