東海道新幹線に「低速でも動く努力を」、谷原章介の発言が大炎上

 台風と線状降水帯の影響によって、計画運休となった15日から3日間にわたって運転の見合わせや大幅な遅れが見られた東海道新幹線。8月18日に放送された「めざまし8」(フジテレビ系)の「Newsわかるまで解説」のコーナーでは、「台風過ぎても新幹線ストップ 連日なぜ」と題してこのニュースを深堀り解説。

 鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は、東海道新幹線は水はけの悪い“盛土区間”が多いため大雨に弱く、厳しい「降雨運転規制」が設けられていると説明。これに番組MCの谷原章介は「雨もだいぶ正確に読めるようになってきたじゃないですか。たとえば事前にこれだけの雨が降る可能性があるので、この時間帯、『運転見合わせの可能性もある』みたいなこと、アナウンスできたりしないんですかね」と尋ねると、梅原氏は「今回は線状降水帯で、気象庁でも発生が予想できなかった」と、事前のアナウンスが困難だったと振り返った。

 こうしたやり取りに、SNSでは《まるでJRの運営が悪いように聞こえる》《もう平常運転だし他に伝えることないの?》《JRを批判したいのか》といったコメントが書き込まれていたが、その前日の放送でも新幹線の遅れを追及する発言が見られたという。

「17日の放送では、大混雑する新大阪駅構内の映像にかぶせて、タレントの矢沢心さんが『もう少しアナウンスが柔軟にいっていれば』とJRの対応に疑問を呈し、MCの谷原さんは『停止したらどうしようもない』『なんとか停止する前に、低速でも動くことを維持するように努力していただけたら』と低速運転を提言していました。その後、コメンテーターの風間晋さんが、運転中に停車したらにっちもさっちもいかなくなると反論していましたが、昨年12月には豊橋駅と名古屋駅の間で停電が発生。電気がストップした車内で、乗客は4時間ほど缶詰め状態となってしまいました。もしもこの猛暑で、線路上で立ち往生したら、それこそ乗客の身の安全を守るのは困難。『低速運転でも動かすべし』という意見にはとうてい賛成できません」(メディア誌ライター)

 一連の発言によってネット上では《動かせとか言うより旅行を控えろとか言えないの?》《文句言うならもう新幹線に乗るなよ》などと大炎上を招いている。谷原は対応に追われたJR職員へ何度もねぎらいの言葉をかけていたが、新幹線の運転にあまり注文をつけるべきではなかったかもしれない。

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