ミツバチ製品の製造・販売を手がける山田養蜂場（岡山県）の専務取締役・山田満生容疑者が8月10日、東京都迷惑防止条例などの疑いで警視庁に逮捕された。満生容疑者は、同社の英生社長の次男で33歳。グループ会社・山田みつばち農園の社長も務めている。
満生容疑者は2022年12月、都内の無職女性と共謀し、東京・八王子市内の入浴施設の脱衣所で女性客を盗み撮りさせた疑いがもたれている。また、21年2〜7月には、SNSで知り合った高校生の少女に卑猥な動画を撮影させ、計30点を自分のスマートフォンに送らせた疑いもあるという。
山田養蜂場はハチミツをはじめ、健康食品や化粧品などを幅広く展開。公式サイトでは、社長の英生氏は教育評論家の尾木直樹氏との対談を公開。子どもとの信頼関係を築かなければ、父親は子どもを叱れないと説く尾木氏の意見について、英生氏は「自分自身は子どもをなかなか叱れない。あまり強く叱ると、そこで人間関係が切れてしまうのではないかと心配になります」と子育てに悩みを抱えていることを明かしていた。ここ数年、信頼関係を築くために「努めて子どもとの時間をつくるように意識しています」と語っていたが、次男が逮捕される結果となり、英生氏は肩を落としているのではないだろうか。
「英生氏もそうですが、09年に同社のテレビCMに出演したことがある女優の国仲涼子もガッカリしたはずです。当時、国仲は『ハチミツを舐めるシーンがあるんですけど、すごく美味しくて、素のリアクションが出ています』と、大満足の撮影だったことを明かしています。また、モデルでタレントの紗栄子も同社の化粧品を愛用していることをブログで告白。国仲同様、紗栄子も予想しなかったトラブルに幻滅しているはずです」（女性誌ライター）
製品に罪はないが、同社のイメージダウンは必至だ。
（石田英明）
