「めざまし8」パキスタン被災地報道に視聴者モヤモヤ「洪水は日本のせい」

 パキスタンで記録的な豪雨が記録されたのは2022年6月。大規模な洪水が発生し、国土のおよそ3分の1が水没したと報じられた。未曾有の大災害から1年、フジテレビの倉田大誠アナが被災地を訪問。朝の情報番組「めざまし8」で取材VTRがオンエアされたが、災害専門家の発言に、多くの視聴者が衝撃を受けたようだ。

 8月2日の放送では、今も増え続けるマラリア感染症、農村部で働く労働者の貧困問題などを取り上げた。惨状を目の当たりにした倉田アナは、「重い…重いね…。知れば知るほど、知れば知るほどつらくなるというか」とコメント。その後、パキスタンの災害の専門家が登場し、インタビューでこう語った。

「今回の洪水の原因は地球温暖化。これは周知の事実です。アメリカ、中国、インド、そしてあなた方、日本。温室効果ガスを大量に排出してきたあなたたちに責任があるんです。パキスタンは全世界の1%以下しか排出していないんですよ? この洪水はあなたたちのせいなんです」

 専門家の発言を神妙な面持ちで聞いていた倉田アナ。その後、農村部で貧困に苦しむ一家の主から「どうやったら生きていけるっていうんですか?」「あなたは答えられないんですか?」と問い詰められると、「卑怯だよね…」と涙を流す一幕も…。

 SNSでは《忘れられた被災地、いい特集だった》《とても感動した》《他のテレビ局もパキスタン行ってくれば?》といった好意的なコメントが見られた一方で、《何を見せられたんだ…モヤモヤするな》《日本の責任って…無策のパキスタン政府が悪いでしょ》《秋田もやってくれ》といった声も上がっていた。

「パキスタンの専門家の『日本に責任がある』との発言は、倉田アナだけでなく、多くの視聴者の心に刺さったのでは…。しかし、環境省の資料によれば2020年の国別の『エネルギー起源温室効果ガス排出量』を見ると、中国が約101億トンで断トツの1位。世界の30%以上を占めていました。そこから13.4%のアメリカ、6.6%のインド、4.9%のロシアと続いて日本は5位。排出量は10億トンで約3%でした。国民一人当たりに換算すると世界9位の排出量になります。パキスタンの専門家が日本を強い口調で非難するのも致し方ないかもしれません」(社会部記者)

 遠く離れた異国の大災害でも、無関心ではいられないようだ。

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