「めざまし8」の線状降水帯リポートに視聴者呆れ「安っぽい演技」

《え、エアーマイク?》《聞こないぞ!》《自分のいる県すらも分からないのか》《わざわざ大きな水溜りのところで車が通るたび水がかかるの待ってんのかね》《安っぽい演技だな》。そんな視聴者からのツッコミの嵐となったのが、5月28日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)だ。

 この日の放送の冒頭では、線状降水帯が発生するおそれがある鹿児島県伊佐市からリポーターとして同番組ディレクターの男性が中継。雨が降る中、ディレクターは「神奈川県の伊佐市に来ています」と、いきなり鹿児島県を神奈川県と言い間違え。その後、訂正した。ただ、最初から気になる点があった。マイクを持っているかのように手を口元に持ってきているのだが、肝心のマイクが見えない。超小型のマイクを使っているようだったが、手の中に隠れてしまっていたのだ。そのせいか、ディレクターの声をうまく拾えず、声が小さいと感じた視聴者も少なくなかった。

 極め付きは、昨夜23時ごろに撮影したという鹿児島市内でのVTR。同ディレクターは「かなりですね、雨、強くなってきました」と言い、車道に近づき「道路をよく見ると、かなり水が溜まっているような状態になっていてですね、走っている車はですね、水飛沫を上げながら走っている状態になって」と報告した後、急に「おー!すごいですね!今もですね、かなりですね、水飛沫が飛んできました」と、大きなリアクションで走行中の車の水飛沫を受けたことを伝えた。その後、先ほど確認したはずなのに「よく見ると、(道路の)手前、かなりですね、水が溜まっているような状態ですね。かなり深いですね」と再確認するご丁寧さ。

 そんなディレクターの一連の言動に、ネット上で冒頭のようなツッコミが殺到したのだ。

「県名を間違えたのは慣れないリポートということもあり、ご愛嬌でしょう。ただ、小型マイクを使うのはかまいませんが、ヘッドの部分まで握ってしまったのか音声がこもったうえ、小さくてよく聞き取れませんでした。車の水飛沫を浴びたのは演出と言われても仕方がありません。車道から離れ、安全を確保したうえでリポートすべきでした」(テレビ誌ライター)

 線状降水帯よりも激しい視聴者のツッコミだった。

(石田英明)

ライフ