「腸活レシピ」で夏の疲れを一発解消!(3)即効「温酢キャベツ」「アボカド納豆」の作り方

 気になるのは「腸活」に要する期間だ。いったいどれほど時間をかければ効果が現れるのだろうか。川上氏は「約3カ月はみてほしい」と前置きして、こう話す。

「ただ、3カ月間、毎日のようにストイックに続けることは難しいと思います。僕自身も悪玉菌が優勢になる食事をとってしまうこともありますし‥‥。そんな日の翌日に最適なレシピがあります」

 川上氏が「お酒を飲んだ翌日、腸を整えるために食べる、いわば〝リセットおかず〟」と評するのが「アボカド納豆」である。

 作り方は簡単。サイコロ状に切ったアボカド2分の1個と納豆1パックを混ぜるだけ。この時、添加物の多い付属のカラシやタレは避けた方がいい。味付けは添加物が含まれていないだし醤油やめんつゆにしたいところだ。

「納豆もアボカドも、水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維のバランスがいい食材で、その優秀な両者が同時にとれるのですから、腸が喜ばないわけがありません。また、ご飯を制限されるとつらくなってしまう場合、ビタミンが豊富で食物繊維も多いもち麦を金芽米や白米に混ぜるという手もありです」(川上氏)

 さらに田和氏からも「これで何人も救っている」という、とっておきのレシピを教えてもらった。

「食べやすい大きさにカットしたキャベツ(200グラム)を電子レンジ(600W)で約4分温めます。これに塩こうじ(大さじ1)、純リンゴ酢(大4)、きび糖(小1)を和えて30分ほど寝かせて味をなじませたらできあがりです。この『温酢キャベツ』を試した人たちから『血便が止まった』『肝臓数値のγ・GTPが700で肝硬変になりかけていたけど、正常値に戻った』という声をいただいたこともあります」

 ここまで2人から「腸活」に関わる食生活について指南してもらったが、共通点が1つある。それは、ほとんどが和食ということだ。

「やっぱり結局、昔の食卓に並んでいた和食がいちばん体にいいんですよ。今はいろいろな令和のスタイルが提唱されていますが『見た目は令和、腸内は昭和』を合言葉に、ストレスのない腸活に励んでもらいたいですね」(田和氏)

「腸活」に手遅れなし。早速、今日から始めてみてはいかがだろうか。

■ 超簡単「夏バテ解消」レシピ<アボカド納豆>

材料/1人分:アボカド2分の1個、納豆1パック(*オクラを加えても可)

作り方:①アボカドを食べやすい大きさにカット、②アボカドと納豆を混ぜる、③だし醤油やめんつゆで味付け(*付属のタレやカラシは使用しない)

*週刊アサヒ芸能8月3日号掲載

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