生中継でペンギンに土下座、「動物虐待」で加藤浩次の責任を追及する声

 3月末の放送をもって17年の歴史に幕を閉じる情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)。最終回まで残りわずかとなったが、3月24日放送回では動物園からの生中継が物議を醸し、《最後だからって調子に乗りすぎ》《下手したらペンギン死んでたぞ》と批判の声が殺到する事態に…。

 この日は栃木県・那須どうぶつ王国から生中継。お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、登場し、ペンギンのお世話をするミッションが課された。春日は朝ごはんの魚が入ったバケツを手に、ペンギンがいる小屋へ向かう。そこからバケツを叩いて、池へと誘導。およそ20羽のペンギンが春日とともに池へ入った。

 そこでスタジオのMC・加藤浩次は「落ちんなよ!池に落ちんなよ!」と春日に大声で語りかける。さらに「春日、池に落ちんなよ」「気をつけろ!」「足元気をつけろ!」と煽り続ける。なんとかペンギンに餌やりをする春日だったが、そこでいきなりペンギンがいる池の中へ落下してしまう。

 これを見ていた岩田絵里奈アナは「絶対ダメでしょ」と絶句しつつも大笑いし、加藤は池から上がった春日に「後ろに落ちるなよ、気をつけろよ」「後ろ危ないぞ!」と絶叫。次の瞬間、春日は再び後ろ向きに池へと落下した。再び春日が水浸しになると、加藤は中継用のマイクを心配し、「あれ30万円するんだからな」「マイクだめになっちゃってるじゃない」と叫んでいた。

 もしもペンギンの上に人間が落下していたら「圧死」のリスクもあっただけに、SNSでは《いくらなんでも悪ふざけが過ぎる》《1羽が春日の下敷きになってないか?》《ペンギンがショックで病気になったらどう責任取るんだ?》などと「動物虐待」を指摘する声が相次いだ。

「春日さんの中継で加藤さんがムチャ振りをするのはいつものこと。『落ちるなよ』も明らかに振りだったことから、加藤さんの責任を追及する声が多く挙がっています。その後、春日さんがオットセイのプールに行った際にも加藤さんは『頭から落ちんなよ』と声をかけていましたが、さすがにそのムチャ振りには応じませんでした。それからおよそ1時間後、春日さんが再び中継で登場し、池の前で『ペンギンちゃんたち驚かして本当にすいませんでした』と土下座。そこからさらに全身を床につける“土下寝”を披露していましたが、ネット上では《春日さんが謝罪している。やっぱり苦情が殺到したのかな》という指摘も見られました」(メディア誌ライター)

 番組の最後では加藤も「俺も…『落ちるな』って言っちゃったから」と反省の弁を述べ、ペンギンの安否も確認できたが、ペンギンがパニック状態で逃げ惑うシーンが頭から離れないという視聴者は多いかもしれない。

ライフ