「本当に嫌だな」槙原寛己氏が「サンモニ」のWBCインサイド情報に苦言

 日曜朝の情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツコーナーといえばフリーアナウンサーの唐橋ユミ(48)によるテロップ解説。毎回、手作りの手書きのアイテムを使って、スポーツ最新事情をわかりやすく説明するのがウリだが、3月26日の放送ではあやうくすっ飛ばされそうなハプニングが…。テレビ誌ライターが明かす。

「この日はWBCで14年ぶりに優勝した侍ジャパンを大きく取り上げました。『あっぱれ!』をいくつもボードに飾った後、司会の関口宏さんが『じゃあ、ちょっと(野球の話題から)離れて』とサッカー解説者の中西哲生氏に声をかけたところ、唐橋アナが『すいません…。ちょっと作ってみました』と手書きボードを指し示し、関口さんは『ごめんなさい』と謝っていたのが印象的でした」

 その後、唐橋アナはWBCにおけるアメリカの投手事情について解説。メジャーリーグの球団に所属するエース級の投手がWBCの試合に登板するのが、いかに難しいかを説明した。

「メジャーのスター選手は複数年で数十億円、数百億円の大型契約を結ぶ、いわば“球団の資産”です」として、ドジャースのC・カーショー投手は保険に入れずに参加を断念、ホワイトソックスのL・リン投手は参加したものの、決勝での登板については球団から「絶対にダメ」と言われたという裏事情を明かした。その後、ダルビッシュ有と大谷翔平が決勝に登板できた理由について、「本人の強い希望」「栗山英樹監督との絆」を挙げていた。

 この“唐橋解説”に、関口は「栗山監督の存在はでっかいなぁ」と栗山監督に「あっぱれ!」を献上。ご意見番として出演していた槙原寛己氏(58)にコメントを求めると、

「アメリカチームもお金の事情だ、どうだこうだ言って、言い訳しなくていいですから」とキッパリ。関口が「ねえ」と相槌を打ち、槙原氏はこう続けた。

「もうそれは出たい人が出る。そういう気持ちを持った人が出てね。最高峰の戦いをやってほしいんで。ああいう、こういうインサイドの情報っていうのもね、本当になんか嫌だなと思いましたね。『こういう人が出てれば違った』っていうことを言いたいのかなって思っちゃうんで…。いやいや、日本チーム勝ちましたからしっかりと」
 
 これに関口は「そうだね」「はい」と頷き、段取りの通り、サッカーの話題へと移った。
 
 SNSでは「槙原さんの言う通り、アメリカの言い訳はいいよ」「槙原さんがいいこと言った」という称賛の声とともに、「WBC世界一に水を差す要らんコーナーだったか」「アメリカ擁護ならすっ飛ばしても良かった」といったコメントも書き込まれていた。3年後のWBCでアメリカはどんなエース級ピッチャーをそろえるのか楽しみでならない。

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