「強制されたことは1回もない」大橋未歩が明かした「5時夢」の自由度

 フリーアナウンサーの大橋未歩が渡米を機に、19年からアシスタントを務めてきた「5時に夢中!」(TOKYO MX)を降板する。後任は元フジテレビの大島由香里アナ。3月23日放送の人気コーナー「教えて!大橋先生!」では、大橋アナから大島アナへアドバイスが送られた。

 小原ブラス、松田ゆう姫、ヒコロヒーといった個性的なコメンテーターがそろう水曜日を「ドキュメンタリー」と表現した大橋アナ。ヒコロヒーについて、「スタジオに入ってきた時は湯上がりみたいな時がある」と語り、「ビーサンだったり、Tシャツがヨレヨレだったりとか。肌がツヤツヤテカテカ。『風呂上がりですか?』って時とか。多忙だし、それくらいむき出しのヒコロヒーで来てくれるから、それはすごくレア」と説明。風呂上がりのような状態でも気にしなくてもいいと助言した。

 コーナーの最後には、大島アナがこんな質問をぶつけた。

「アナウンサーって自分の意見を求められない仕事だったんですよ。私は特に報道だったんで…。だからフリーになってそこが一番やっぱり苦しんでるっていうのはある。大橋さん、すごいコメント力だなって毎回尊敬してるんですよ。自由で楽しい場所ってイメージもたれがちだけど、自由って超怖くないですか?」

 大橋アナはこの質問に「怖い」と即答。そのうえで、

「確かにいろんなコメントをする番組に出させてもらっているけど、『5時夢(5時に夢中!)』は方向性がつけられない。そこはすごい良いなと思った。『こんな感じで言ってくださいね』みたいな、中にはそういう番組もあるけど、『こういう風に言って』と強制されたことは『5時夢』は1回もない。だからこそ自己責任になる」

 そう語り、バトンタッチする大島アナへ「4月からがんばってください」とエールを送るのだった。
 
「情報番組の中にはコメンテーターにあらかじめ役割を与えて、番組が盛り上がるよう、あえて意見の対立を煽ることは珍しくありません。元衆院議員の杉村太蔵さんが番組で重宝されているのは、どんな役割でも引き受ける度量があるためだと言われています。また最近では、あるSNSユーザーが、TBSの情報番組からオファーを受けた際、『政権批判はしないで』という要望に納得がいかず、出演を断った経緯を明かしています。その点、『5時に夢中!』の自由度はかなり大きかったため、大橋アナはのびのびとアシスタントを務めることができたのでしょう」(メディア誌ライター)

 3月23日の放送がラストになる大橋アナには渡米後の活躍を願ってやまない。

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