2009年から3年連続で「NHK紅白歌合戦」の総合司会を務めるなど、同局のエース的な役割を果たしてきた阿部渉アナウンサー。肩書きはアナウンサーのトップである〝エグゼクティブアナウンサー〟。その地位に傷がつきかねないスキャンダルが飛び出した。
10月29日配信の「文春オンライン」が、不貞疑惑を報じた。お相手は同局の30代職員であるA子さん。阿部アナは既婚者で、A子さんには内縁の夫と子供がいるとのこと。不貞関係は2年にわたって続き、阿部アナがホテルを予約する際は偽名を使うほどの用心深さ。ホテルを出た後は、密会の痕跡を消すためか、サウナに立ち寄っていたという。
阿部アナはレギュラー出演しているラジオ番組「マイあさ！」第二部を降板することが10月31日、発表された。番組冒頭で第一部から出演する同局・田中孝宜アナが「本人から申し出があったことなどを踏まえて本日、番組を降板することになりました」と伝えた。阿部アナは10月27日から同番組を欠席していた。
番組復帰は未定だが、10月30日配信の「東スポWEB」が局内で〝退社やむなし〟という声が出ていることを報じた。アナウンス室から異動になることは間違いなく、55歳という年齢を考えれば、潔く身を引くのが局のためにも、本人のためにも賢明な選択だということだろうか。
退社したとして、阿部アナに再起の道はあるのだろうか。真っ先に頭に浮かぶのはTOKYO MXだ。同局はスキャダルを起こした有名人の「再生工場」としても知られている。4WD不貞の俳優・原田龍二、未成年女性との飲酒が報じられたNEWSの小山慶一郎は同局の「バラいろダンディ」で活躍。元局アナの受け皿ともなっており、元フジテレビの大島由香里は「バラいろダンディ」のMC、元テレビ東京の大橋未歩は「5時に夢中！」のアシスタントを務めている。阿部アナのような大物アナであれば、TOKYO MXも喉から手が出るほどほしいはずだ。
「しかも、阿部アナはバラエティの資質も持ち合わせています。歌番組では、岩手出身で訛りを使えることから、青森出身の吉幾三を紹介するときはわざと『歌って』ではなく『うだって』とお願いするなど、ユーモアセンスは抜群です。01年に『紅白』の白組司会に大抜擢されたときは、発表会見で『史上最も無名な司会者でしょう』と自虐コメントで笑いをとっていました」（テレビ誌ライター）
機会があれば、TOKYO MXのバラエティ番組でも阿部アナを見たいものだ。
（石田英明）
