DAZN「新格安プラン」にユーザー愕然 「コレジャナイ感がすごい」

 スポーツ専門チャンネルのDAZNが、かねてから発表していた格安プラン「DAZN Global」の提供をスタートさせた。これに伴って新たな配信コンテンツも明らかになったのだが、ネット上では落胆の声が噴出している。

「DANZは1月12日に既存プラン(DAZN Standard)を月額3000円から3700円に値上げすると発表。同プランは昨年2月にも1925円から3000円に値上げしていたため、ユーザーからは不満の声が相次いでいました。ただ、同日には月額980円の格安プランが導入されることも発表されていたため、どのようなサービスのラインナップになるのか注目が集まっていたんです」(ITライター)

 今回発表されたDAZN Globalの目玉は、総合格闘技団体「PFL(プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)」だ。同リーグは格闘技の世界最高峰とされ、140カ国で放送・配信されるなど多くの国で人気を博している。また、その他にもボクシングといった格闘技系の配信が充実し、トライアスロンやモータースポーツ、eスポーツなど、アメリカで話題となっているコンテンツも揃っている。

「DAZN Globalは年間プランが用意されていないので、観たいスポーツや試合があった時だけ月額で契約するといった使い方を想定しているのかもしれません。しかし、それにしても海外の格闘技好き以外に配信コンテンツに統一感がなく、使いづらいものになっているような気がします。ネット上では《コレジャナイ感がすごい》と批判が殺到していますね。既存の利用者は、大幅な値上げがあったのでJリーグやプロ野球の注目試合をピックアップして放送してくれることを望んでいた人も多かったようですが、結局メジャースポーツはすべて除外された形となりました」(スポーツジャーナリスト)

 DAZN Globalでは今後もラインナップを充実させていくというが、果たして、契約者の「コレジャナイ感」を払拭できるだろうか。

(小林洋三)

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