人気コミックを原作としたアニメ映画「金の国 水の国」が1月27日に劇場公開され、SNSには《観て良かった!》《最高に感動した》と絶賛の声が寄せられているが、思わぬところでケチがついてしまった。
同作は100年以上敵対する2つの国を舞台にしたファンタジー。「水の国」の建築士・ナランバヤルを賀来賢人、「金の国」の王女・サーラを浜辺美波が演じ、この2人は27日放送の「ミヤネ屋」(読売テレビ)にそろってリモート出演して映画をPRしたのだが…。
番組司会の宮根誠司は、「アニメということで、こんな私でも優しい気持ちになりましたけど…」と述べて、すでに鑑賞済みであることを伝えた。その後、賀来は映画の大まかなストーリーを紹介し、浜辺は自身が演じるサーラについて「すごくおっとりした女の子なんですけど、だんだん強くなっていく。ナランバヤルと出会うことで」とコメント。
最後にメッセージを求められた賀来は、「キャラクター、一人一人がすごく魅力的で、世代を問わずに楽しめる作品になってると思いますので、ぜひ見てください」と頭を下げた。続いて浜辺は「自分以外の誰かを思うっていう尊さを感じられる作品になってるかな、と思います」とPRした。
「ミヤネ屋」の放送終了時間が近づく中、宮根が突然、映画について「悪い人が…、実は悪くなかったりするというね」と発言。賀来は「あ、そうなんですよね」と返したところで、CMへと切り替わった。
この「悪い人が悪くなかった」という宮根の発言に反応した視聴者からは《それはネタバレでしょ》《ネタバレやめて》《観る気失せた》といった批判が殺到する事態に。
「宮根さんが『実は悪くなかったり』と述べた瞬間、賀来さんの表情が一瞬、引きつったように見えました。しかし、賀来さんは動揺を見せることなく、笑顔で大人の対応。隣の浜辺さんも笑顔で返していましたが、スタジオにいるアシスタントの女性アナウンサーは明らかに苦笑していましたね。今回の映画は人気コミックが原作で、すでに展開がわかっているファンは多いかもしれません。しかし、賀来さんや浜辺さんの声を目当てに劇場に行くファンにしてみれば、ネタバレもいいところ。『悪い人が悪くなかった』という言葉が頭から離れないまま、劇場で映画を見る人の気持ちも理解してほしいですね」(テレビ誌ライター)
いったい“悪い人”とは誰を指していたのか。答えが知りたい人は劇場へ足を運んでほしい。