「清風カット」大反対生徒にカズレーザーが放った「なるほどの一言」とは?

 お笑いタレントのカズレーザーが1月13日、SPキャスターを務める情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。昨今、物議を醸している「清風カット」について持論を展開した。

 清風カットとは、関西の私立進学校・清風高校が校則で定めている髪型。同校の生徒手帳には「必ず裾と耳もと全体を刈り上げなければならない」「前髪は自然に前へたらしたとき、眉毛にかからない程度の長さにすること」などとある。刈り上げの目安は明記されていないが、2〜3ミリ程度。月に1回頭髪検査があり、髪型を守らない場合は退学処分もあるという。

 この厳格に定義された髪型に対して、一部の生徒が「髪型のルールがありえない」として反旗を翻した。清風カットの撤廃を求め、署名活動を開始。そして、2022年4月、大阪弁護士会に嘆願書や署名を添え、匿名で人権救済を申し立てたのだ。これに対して学校側は、「頭髪規定も含めて理解し入学しているはず。あくまで生活指導の一環。一部の生徒の声で校則を変えるわけにはいかない」とのスタンスだ。

 番組でこの清風カットについて意見を求められたカズレーザーは、「法のもとで判断すれば、たぶん校則はある程度は撤廃できると思う」とした上で、「月1回頭髪検査がある。単純に(生徒側に散髪の)コストがかかるから、学校側が無料で散髪するとかにしない限り、髪が伸びているから退学というのは、理屈としてちょっとおかしいなと思います」と指摘。しかしながら、「僕の判断ですけど、別の学校に行けばいいのになって思いますね。みんな頭いいんだから、もっといいとこ選べるでしょ、自由なとこ」と持論を述べた。

「校則については、21年10月放送の同番組でもカズレーザーは興味深いことを語っていました。『校則というルールを変えようとする生徒を排除するのが学校というシステム』だと言うのです。だから学校とは、生徒が何も期待できる場所ではなく、単なる不条理の集団でしかないと達観していました。清風カットの問題にしても、『別の学校に行けばいい』と発言したのは、学校にルールの変更を期待してもムダであると悟っていたからでしょう」(芸能記者)

 清風高校の生徒たちは、カズレーザーの「助言」をどう聞くのか。

(石田英明)

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