「坂上&指原のつぶれない店」で3COINSが炎上「下請けを潰す気か」

 坂上忍と指原莉乃がMCを務める「坂上&指原のつぶれない店」(TBS系)は、「なんであの店はつぶれないの?」という素朴な謎を解き明かす生活密着バラエティー番組。行列ができる繁盛店や人気飲食チェーンの舞台裏を取り上げているが、1月8日の放送内容に、視聴者からは「下請けを潰す気か」「下請けイジメでは?」といった指摘が殺到している。
 
 番組で取り上げたのは「3COINS」。300円のアイテムをメインに、全国に200店舗以上展開する人気雑貨チェーンだ。番組では月に約800のアイテムを商品化していく開発部に密着。商品開発スタッフと実際に商品を作るメーカー担当者との打ち合わせの模様がオンエアされた。
 
 例として取り上げたのは、キッズ商品の企画担当者が節分に向けて発案したという鬼の衣装。「毛足の長い生地」「ぷっくりとしたフォルム」という要望を添えて発注したというのだが、実際にできたサンプルがイメージと違ったのか、3COINSの担当者は「これですか?」「むっちゃペラペラですよ」と納得のいかない様子。下請けのメーカー担当者は「薄いかなと思ったんですけど、コストを考えると…」と弁解するも、開発スタッフは「ダメです」「さすがに無理です」とダメ出し。「もっと毛足の長いものでお伝えしてる」と、商品のイメージを改めてオーダーした。
 
 後日に行われたサンプルチェックでは、要望通り、モコモコした商品ができたのだが、解決策を聞かれたメーカー担当者は「正直、この商品に関してはほとんど利益はないです」と述べ、番組のナレーションも「利益を出すことをあきらめていた」と強調していた。
 
「メーカーとしては節分用のキッズ衣装だけでなく、他にも多くの商品を扱ってもらっていることから『トータルで利益が出ればOK』との見解を示していましたが、3COINS開発部のスタッフの態度がやや高圧的に映ったためか、SNSでは《下請けイジメやん》《3COINSがつぶれない理由は下請けメーカーの努力だったのか》といった反応が続々。ちなみに番組MCの坂上忍さんはこのVTRにたった一言『なるほど』と述べるだけでした」(テレビ誌ライター)

 3COINSのTwitter公式アカウントが放送日に「私も知らない商品開発の裏側…」とツイートすると、リプライ欄でも《女性社員が年上のメーカーさんを詰めるの見てトラウマになりました》《あんな風にして作られる商品だとは知りませんでした》といったコメントが書き込まれた。商品開発の裏側を紹介するのは結構だが、ユーザーや下請けメーカーへの配慮が足りなかったようだ。

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