「寒くてどうしようもない」大雪停電に苦しむ住民に屋外で取材した「めざまし8」に批判

 フジテレビの永島優美アナウンサーが12月22日、メインキャスターを務める情報番組「めざまし8」(同局系)に出演。大雪による停電で困っている人に「いちばん困っているのは?」と迷質問をしてしまった。

 記録的な大雪に見舞われた新潟県。大雪による倒木などの影響で、県内では柏崎市などで停電が続いている。番組では停電が4日目に入った柏崎市から生中継。画面には雪で覆われた町が映し出され、リポーターは温度計を指して「気温4℃ですが、朝から断続的に雨が降ったり止んだりしている影響で気温以上に寒く感じます」と報告。

 その厳寒の中、リポーターは現地に住む79歳女性に外でインタビュー。体調を聞かれた女性は「寒くてどうしようもない。大変です」と答え、停電が続いていることには「ご飯も炊けないし、お風呂も入れないし、(電気がなければ)どうしようもないですね」と窮状を伝え、「停電を早くなおしてほしいと思います」と切に訴えた。

 スタジオから永島アナも質問。同情している様子で「いろいろと大変な中で、いちばん今これに困っている、これが必要だというものがあれば、教えていただけますか?」と聞くと、「停電を1日も早くなおしてほしいと思います」と率直な答えが返ってきた。

 一刻も早く電力が復旧することを祈るばかりだが、この中継を見て一部の視聴者から疑問の声が上がった。

「停電で暖を取れない高齢者を外で取材するのは、かわいそうすぎるとの声が上がりました。番組では現在の生の声を届けたかったのでしょうが、高齢者をあえて寒さが厳しい外で取材するのは酷です。それに、停電のために困っているのに、『いちばん今これに困っているのは?』と聞く永島アナの質問力にも疑問を感じました」(週刊誌記者)

 永島アナの質問力に視聴者も困った?

(石田英明)

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