石原良純、新幹線停電事故の解説で不覚! 鉄道オタクから失笑のワケ

 俳優の石原良純が12月19日、月曜コメンテーターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。〝鉄道ファン〟としても知られているが、一部のオタクから失笑を買ってしまった。

 番組では、12月18日に起きた新幹線の停電事故を特集。JR東海によると、豊橋—名古屋間の上下線で午後1時ごろ、停電が発生。愛知県安城市内の架線が断線したことが原因と見られている。多くの列車は線路上空に張られた電線(架線)から電気を得て走行しているが、この架線が断線してしまったようだ。

 キャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一が「架線の点検って、どのくらいの頻度でやるんですか?」と、鉄道通の良純に投げかけた。

 すると、良純は「これは切れるとは思ってないからね」と率直な感想を述べたあと、「(架線の定期点検は)聞いたことがない。定期的に張り替えることはしているでしょうけど、こんな急な不具合が起こって切れるのは過去にないんじゃないでしょうか」と語った。

 ところが、一部の鉄道オタクからは「良純、ドクターイエロー知らず」「鉄オタなのにドクターイエローを知らないとは…」といった声が続出。ドクターイエローとは、いったい何なのか。

「ドクターイエローの正式名称は『新幹線電気軌道総合試験車』で、線路や架線の状態をチェックする点検車両です。月に数回運行し、列車の運行に必要な電力を供給する架線や、列車の速度を制御する信号装置などをチェックしています。その名の通りの黄色をした車両で、あまり目にすることがないことから『見ることで幸せが訪れる』ともいわれています」(鉄道ライター)。

 鉄道知識が豊富と思われる良純はドクターイエローを知らなかったのか。

「2020年6月のインスタグラムで、名古屋駅でドクターイエローを発見したことを報告しています。ドクターイエローの存在は知っていたものの、その役割は知らなかったのか、あるいはド忘れしていたかのどちらかでしょう。また、21年11月に放送された羽鳥アナ出演の『人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007合体スペシャル』(日本テレビ系)で、ドクターイエローを取り上げています。羽鳥アナもドクターイエローのことを知っていたはずですが、忘れてしまったのでしょう」(前出・鉄道ライター)

 羽鳥アナはともかく、せっかくドクターイエローを見ていたのだから、良純にはきちんと説明してほしかった。

(石田英明)

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