12月12日放送の「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系)にお笑いコンビの錦鯉が出演。オープニングのやりとりが注目を集めている。
同番組のオープニングトークといえば、ビートたけしが大暴れしてゲストをやりこめるのがお約束。クリームのついたパイを顔面にぶつけたり、色のついた液体を浴びせるなどのいたずらを繰り返してきた。この日、ターゲットになったのが錦鯉。
たけしは頭に手ぬぐいを巻き、ハッピを身に着けて「大間のほうからやってきた」とまぐろの解体ショーを行った。包丁をふりまわしてまな板の上の作り物のマグロに切りかかると、魚体が大きく暴れる。「押さえろ」と命じられた錦鯉の2人は必死にマグロをつかんだ。するとマグロの口から大量の水が噴射。錦鯉はびしょ濡れになり、スタジオは笑いの渦に包まれた。芸人としてカンペキな対応だったとテレビ誌ライターは言う。
「水が飛び出してからもマグロから手を離さず、長い間水を浴び続けました。その間カメラはじっくりと錦鯉をとらえています。その様子を見てたけしも満足そうに笑っていましたよ。このコーナーは若手芸人の教育の場になっていますが、錦鯉はたけしから合格点をもらえたのではないでしょうか」
錦鯉の成長にたけしも喜んだことだろう。2人は以前、このコーナーでたけしから盛大にダメ出しをされたことがある。
バズーカで的を撃つという遊びをすることになった2人は、銃を手にすると素直に的に向けた。するとたけしはその行動に「銃を持ったら俺を狙うふりをするんだよ」とまずボケろと叱ったのである。口調はかなり厳しく、若手芸人に対するたけしの愛が感じられるものだった。
「錦鯉は決めセリフの『こんにちは〜』を『こんばんは~』に変えるべきとオール巨人に言われて変えたり、M-1で松本人志にパチンコネタが刺さらないと知ると翌年は合コンネタにしてきたりと、先輩芸人の忠告を素直に受け入れ、変える姿勢があります。前回、たけしに注意されて、次こそは爪痕を残そうとがんばったのではないでしょうか」(芸能ライター)
謙虚な姿勢を持っている錦鯉。おじさんコンビはこれからも成長していくことだろう。