所ジョージが明石家さんまにズバリ指摘「60歳で引退計画」が所詮ムリだった理由

 明石家さんま先ごろ放送された特番「MBS大感謝祭 関西No.1決定戦」(MBSテレビ)に出演した際、自身の「引退」について触れる場面があった。

 オール阪神・巨人、トミーズ、ハイヒールらとトークを展開する中、トミーズ雅は同級生がリタイアし始め、自分も舞台だけにしてテレビ番組は引退しようか検討中と発言。その流れで、巨人も「引退考えてますからね。随分前から思ってます、僕は。やめたい、やめたいってずっと思ってる」と告白した。

 若い頃から相方の阪神が止めてきたそうだが、さんまに理由を聞かれた巨人は「漫才の適齢期っていうのがあると思う。芸人の適齢期があると思う。多少ボケてくるやん。セリフ覚えられへんとかいろいろあって。それやめなアカンのちゃうかなと思って、45歳でホンマはやめたかった」と回想。

 さらに巨人から「(さんまも)言うてたやん、60歳でやめるって」と振られると、さんまは「そうや。オレ、ホンマ60歳でやめよう思うて」と認めたうえで、「60歳でやめて、後輩に道作ってあげなあかんやんか。先輩抜けなあかんやん、ホンマに。新しいの生まれへんっていうのは事実やねんけどもやな。俺が後輩のために作ってる道、後ろ誰も歩いてないらしい。『振り向いてごらん、誰もいないよ』とか、所(ジョージ)さんに言われて。違う道グルグル回ってんねんて、俺だけ」と笑わせていた。

「さんまは以前、60歳で引退を公言していましたが、爆笑問題の太田光から『今やめられたらかっこよすぎるから、落ちていく様を見せてくれ』と言われ、現役を続けているというのはよく知られています」とは夕刊紙記者。

「現在68歳ですが、“お笑いBIG3”のほかの2人、ビートたけしは77歳、タモリは78歳。たけしは約26年半にわたってストーリーテラーを務めてきた『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)を3月6日放送の2時間SPをもって卒業、タモリもNHKの人気番組『ブラタモリ』が9日放送でレギュラー放送が終了しました。それを考えると、さんまもあと10年ぐらいがひとつのメドになるのでは」

 さんまの後輩ではダウンタウン松本人志という大物が存在するが、今は活動休止中。さんまとしては、まだまだやめられない事情もあるかもしれない。

(鈴木十朗)

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