「空気清浄機付きヘッドホン」ダイソンの超奇抜新製品が中国で爆売れの可能性

 ダイソンが空気清浄機能付きヘッドホン「Dyson Zone」の全仕様を公開し、その見た目が《サイバーパンクすぎる》《キャシャーンのよう》と話題になっている。奇抜なデザインをしているだけに誰が買うのか心配する声もあるが、意外なヒット商品になる可能性もあるという。

「今年3月に開発が発表された時からその見た目に注目が集まっていましたが、ついに来年1月には中国で、3月にはアメリカ、イギリス、香港、シンガポールで販売される予定となっています(日本での発売は未定)。ダイソンによると、現在世界人口の半分以上が都市部に居住し、多くの人が大気汚染や騒音の問題に悩まされており、Dyson Zoneはその悩みを解決してくれると謳っています」(ガジェットライター)

 同商品は11個の内蔵マイクで周囲の音をモニターして最大38dBまで低減させるノイズキャンセリング機能を持ち、0.1ミクロンの微粒子を99パーセント補足する静電フィルターを備えた空気清浄機は、二酸化窒素や二酸化硫黄などの酸性ガスも浄化するという。また、オーディオの再生は最大で50時間、空気清浄機と合わせて使用した場合は4時間の使用が可能だ。

「性能は申し分ありませんが、口元を覆った空気清浄機に《街中で装着するのは恥ずかしい》といった声もあります。ただ、この商品は中国で先行発売されるということで、中国はもともとPM2.5の影響もあって空気清浄機が世界一売れる国。何より新型コロナウイルスの影響で健康意識が大幅に高まり、ゼロコロナ政策の緩和によってさらなる感染者の増加も予想されていますから、爆売れする素地は十分あると思います。中国では奇抜なものが比較的好まれる傾向にあるため、サイバーパンクと言われるデザインもTikTokのインフルエンサーが着用すれば人気に火が付くかもしれません」(ガジェットライター)

 中国ではDyson Zoneを着用した人が街に溢れるかもしれない。

(小林洋三)

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