「あまりいい情報じゃない」巨人・大久保コーチが「阪神内部情報」に顔を曇らせたワケ

 巨人の1軍打撃チーフコーチ・大久保博元氏が自身のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に、阪神OBでもあり、野球解説者の田尾安志氏を招いた。田尾氏から聞きだした阪神の情報に、「それはあまりいい情報じゃないですね…」と大久保コーチが表情を曇らせるひと幕があった。
 
「阪神には詳しいよ」と言う田尾氏は、自らもYouTubeチャンネルを開設。監督就任前の岡田彰布氏を幾度となくゲストに招いて、岡田新監督の野球観を知悉しているという自負があるようだ。また、岡田第1次政権で一軍投手コーチを務めた中西清起氏から聞いた話として、

「打たれることには弱いって言ってた。負けだしたとき弱いって。その辺ちょっといちおう参考にしといて…」

 とぶっちゃけると、大久保コーチの爆笑を誘った。
 
 今季、定着しなかった阪神の守備位置について、大久保コーチが「三塁が佐藤(輝明)、ファーストが大山(悠輔)だったら、二遊間はどうなるんですか?」とズバリ聞くと、田尾氏は、
 
「中野(拓夢)をセカンド、だいたい決定みたいね。ショートは…木浪(聖也)を高く評価してたね。思ったより肩強いね、とか言ってましたからね。あと小幡(竜平)。小幡の守備が一番良いかな〜って」

 今季、小幡は49試合に出場。69打数13安打、打率.188にとどまったが、田尾氏は「ショートは少々打てなくてもいいって思ってるんじゃない」との感触を伝えると、大久保コーチは「それはあまりいい情報じゃないですね。守り固められるっていうのは」と、警戒心を強めるのであった。
 
 今季、68勝71敗4分と負け越しながらも3位入りした阪神。チーム防御率2.67はセ・リーグトップ。投手力で辛うじてAクラス入りしたことは、中日より悪いチーム打率.243、断トツの失策数86が物語っている。ちなみに失策数は18年から5年連続でワーストである。
 
 田尾氏の話は、阪神ファンなら周知の情報なのかもしれないが、大久保コーチの胸にはどのように響いたか?
 

(所ひで/ユーチューブライター)

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