「マックナゲット」割引きキャンペーンに「実質値上げ」の声が出るワケ

 日本マクドナルドは、11月24日から人気のサイドメニュー「チキンマックナゲット 15ピース(ソース3個付き)」を通常価格から100円引きの490円で期間限定販売するキャンペーンを開始した。ただ、これに「割高感」を指摘する声も出ている。

「ナゲットでは新しいソースに『紅ズワイガニのグラタン風ソース』と『ガーリックバターステーキソース』も登場し、来年1月3日まで特別価格で販売されます。しかし、同チェーンでは年に3度ほどこのキャンペーンを実施しており、これまでは390円で販売されていたものが、今回は490円での販売となっているのです」(フードライター)

 ということもあり、ネット上には《いつものキャンペーンより100円も高くなってる》《これはキャンペーン価格の実質値上げ》《ナゲットが390円で買えないなんて‥‥もう終わりだ》などと失望の声が飛び交っている。

「同社は9月30日に昨今の原材料価格の高騰や急激な為替変動の影響を理由に、約6割の品目を10~30円値上げしています。その際、『チキンマックナゲット(5ピース/15ピース)などについては、店頭価格の変更はございません』と強調していたため、今回のキャンペーンで割引率が低くなっていることに面食らった人も多かったのでしょう。いつもキャンペーンで購入している人にとっては割高に感じるかもしれませんが、この材料費高騰の中で通常価格を590円に据え置いているわけですから、そこは大目に見るべきでしょう」(経済ジャーナリスト)

 割引価格が実質値上げという捉え方は、さすがにネガティブすぎるのかもしれない。

(小林洋三)

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