猪木さんゆかりの場所が聖地化「闘魂巡礼」するファンが急増!

 プロレスの枠を超え、多くの日本人に元気を与え続けたアントニオ猪木さんがこの世を去ってから1カ月半が経過。「猪木ロス」に陥ったファンも少なくないが、その一方で猪木氏のゆかりのあった場所を訪れる人が増えているという。

 なかでも今年5月に建立式が行われた「アントニオ猪木家の墓」がある蔦温泉(青森県十和田市)は、テレビでもたびたび取り上げられて一躍人気スポットになっている。

「『1・2・3、ダーッ』のポーズを模したデザインになっており、墓石には98年の引退試合のスピーチで読み上げた詩のタイトル『道』の名前が大きく入っています。19年に亡くなった田鶴子夫人も眠っており、生前は忙しいスケジュールの合間を縫ってたびたび2人で訪れていました。近くにある八甲田山や十和田湖、奥入瀬渓流と並ぶ人気観光地になるのも時間の問題です」(プロレス誌編集者)

 さらに敷地内には「千年の秘湯」と書かれた猪木さんによる石碑、宿の館内にも直筆の詩を展示。豪雪地帯で1月10日以降は閉鎖されるが、週末と年末年始は営業している(※11月23日〜12月1日はメンテナンスのため休業)。

 また、本州と九州に挟まれた関門海峡に浮かぶ巌流島にも猪木詣でする人が後を絶たない。ここはかつて宮本武蔵と佐々木小次郎が対決した島だが、プロレスファンの間では1987年にマサ斎藤と無観客で死闘を繰り広げた場所として有名。島の歴史を伝える石碑にも猪木さんの名前が刻まれている。

「都内でも『池上本願寺』の本殿にある仁王像は猪木さんがモチーフ。他にも元気なころによく通っていた目黒の四川料理店『龍門』や麻布十番の焼肉店『一番館』もファンの間では聖地として有名です」(同)

 全国旅行支援や東京都で再開したGo To Eatを利用し、この機会に故人をしのんで「闘魂巡礼」をしてみるのもよさそうだ。

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