「車のグレードも下げてコスト減」田崎史郎氏の“国葬擁護”に異論噴出!

 新聞社の調査以上に世論は反対に傾いているということか。

 9月27日に迫る安倍晋三元首相の国葬にかかる費用が、先に示した設営費2億5000万円に、警備費・接遇費を合わせて総額は16億6000万円になると政府が発表。7日放送のワイドショー「ひるおび」(TBS系)でもこの問題について取り上げたのだが、政治ジャーナリストの田崎史郎氏が明かした16億円の内幕話が物議を醸しているようだ。

「田崎氏は、警備費や接遇費は、年間に組まれた予算の中から支出されるため算出が難しく、そのために公表できなかったと説明。つまり、『後出し』『ぼったくり』などと批判を浴びる政府を援護射撃したわけです。『政府は残りの部分を隠していたというより、見えなかった部分を一生懸命調べて出した。そしたらまた叩かれたという』と苦笑いでした。また、6億円の接遇費についても、『車のグレードを下げたりしているんですよ。その方が泊まられるホテル代は皆さんで持って下さいねって。日本政府の負担にしていないんですよ。それぐらいケチケチでやっているんですよ』と、政府がコストをかけないよう努力していることを強調していました」(週刊誌ライター)

 田崎氏の説明に「だから時間がかかったのか」「政府も頑張ってたんですね」と納得する声はあったが、国葬擁護の言葉の端々に首をかしげる視聴者が続出。

「まず、車のグレードを下げてもいい要人しか来ないのでは?という疑問ですね。バイデンもジョンソンもマクロンもメルケルも、G7の安倍氏の盟友らが軒並み不参加という話ですから『何が弔問外交か』というわけです。さらには、『ケチケチしないと国民に納得してもらえない国葬なんてやる必要があるの』という、そもそも論的なツッコミも見受けられました」(同)

 裏目に出たと田崎氏は嘆いていたけれど、公表しないつもりが、批判されたから一生懸命計算した‥‥この後出し的やり方が国民の不信を招いているのは間違いないところ。8日には岸田総理から国民への「丁寧な説明」が予定されているが、結果は何となく見えているような‥‥。

(山田ここ)

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