「強いとこの監督って面白くない。勝って当たり前だって言われて、この戦力でなぜ負けるんだっていうふうに言われるのは、シャクに障る」
「巨人の監督をやってみたいと思ったことはありますか?」とスタッフに問われ、「ない!」と即答。そのワケを平然とこう答えたのは、監督として中日を4度のリーグ優勝に導き、07年には日本一にも輝いた名将・落合博満氏。自身のYouTubeチャンネル〈【公式】落合博満氏のオレ流チャンネル〉にて明かした(7月20日)。
ロッテ時代、3度の三冠王を獲得した落合氏は、後に中日を経て、94年に長嶋茂雄監督率いる巨人に移籍。「1敗」を「5敗」にもプレッシャーに感じながら試合に臨み、後に「国民的行事」とも称された94年「10.8決戦」まで決着が長引いた当時の巨人ナインを振り返った上での、冒頭の答えだった。としたうえで、さらに、
「で、どれだけオレの練習についてこれるかだよ。だから勝つためには何をするかってことを考えれば、自ずと答えっていうのは出てくるんだろうと思うけども、それしなくたってオレら勝てるんだっていうところだったら、あの練習にはついてこれないだろうなと思う。…でも、やってみなきゃわかんないけどな…」
落合氏の頭には、既に“巨人監督後”の練習風景が思い描かれていたりして…?
(ユーチューブライター・所ひで)