寺脇康文が水谷豊の「新相棒」に決定で、反町隆史は胸中複雑?

 テレビ朝日は6月23日、俳優の水谷豊の主演ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)が、2022年10月からスタートすることを発表。「シーズン21」を迎える今作では、主人公の刑事・杉下右京と組む5代目の相棒は、初代相棒・亀山薫を演じた俳優の寺脇康文に決定した。

 寺脇は2000年の「プレシーズン」第1話から08年12月の「シーズン7」第9話まで、124話にわたって右京の相棒役を熱演。ニュースサイト「ねとらぼ」が実施した歴代「相棒」人気アンケートでは、寺脇演じた亀山薫が第1位だった。クールで頭脳派の右京に対して、お人好しで熱血漢の亀山のコンビが人気を博したようだ。一方、前シーズンで卒業した俳優の反町隆史が演じた4代目相棒の冠城亘は第3位。冠城が去るシーンでは、右京が歴代相棒の中で、唯一引き止めようとしたことでも知られている。

 反町は、相棒としての出演回数は138回。歴代相棒の中では最多となる。卒業となった「シーズン20」の途中で、これまでの最多記録だった寺脇の124回を抜いて歴代トップに躍り出た。反町は最多出演本数については「まったく意識していなかったかというと、そうではありませんでしたし、それがすべてかというと、そうでもないというのが正直なところです」としつつも、「ただ、冠城亘として何か残せないかというのは、常に考えていたことではあります」と語っていた。

「寺脇が2度目の相棒を務める『シーズン21』も、これまで通り2クールでの放送が予定されています。普通に考えれば、反町の最多出演本数を更新し、寺脇がトップに躍り出ます。〝冠城亘として何か残せないか〟と考えていた反町の願いは、もろくも崩れ去ります。反町の胸中は複雑でしょう。ネット上では〝冠城亘を超えられるのは亀山しかない〟という声がある一方、冠城の再登板のリクエストもありました。『シーズン22』で、反町が再び記録を塗り替える展開も面白そうです」(テレビ誌ライター)

 寺脇と反町の〝相棒合戦〟も面白そうだ。
 
(石田英明)

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