「相棒」は再雇用コンビ? 刑事ドラマの主演が「65歳以上だらけ」になっていた!

 11月2日、2024年5月公開予定のシリーズ新作映画の制作発表会見を行った「帰ってきたあぶない刑事」。会見では主演の舘ひろしや柴田恭兵から「老けたなあ」という言葉が飛び出したが、舘は73歳で柴田は72歳。本物の警察官であればとっくに定年を迎えている。

 地方公務員法によると、もともと定年は原則60歳。今年4月に改正され、段階的に引き上げられることになったが、それでも31年度の時点で65歳を定年とするため、舘と柴田は7~8歳オーバーしていることになる。

「会見に出演した主要キャストの浅野温子も現在62歳で、彼女も本来なら定年です。さらに初期シリーズでは新人刑事だった仲村トオルも58歳と定年間近ですね」(芸能ライター)

 ただし、実年齢が警察官の定年を過ぎている俳優の配役は同作に限った話ではない。現在放送中の人気ドラマ「相棒 season22」の水谷豊は71歳。コンビを組む寺脇康文も61歳とこちらも「定年コンビ」だ。他にも相棒と並ぶ、同局の人気刑事ドラマシリーズで9月には単発のSPドラマが放送された「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)に主演する内藤剛志も68歳である。

 以前からこれらの作品についてはネット上で、《すでに定年だろ》《現場にそんなに年食った刑事はいない》などのコメントも一部にあったが、過去の刑事ドラマにはもっと高齢の主演俳優もいたのである。

 88年から09年の21年にわたって放送された「はぐれ刑事純情派」(テレビ朝日系)に主演した藤田まことがそれだ。最終回当時の年齢は76歳だった。

「あぶない刑事は来年公開の映画の次にもう1本映画を製作すれば、藤田まことの記録を更新するかもしれません。相棒もまだまだシリーズが継続する可能性が高いため、両者とも記録を抜く可能性は大いにあります」(前出・ライター)

 俳優であれば、自分の年齢と大きく異なる歳の役を演じることはいくらでもあるだろう。肝心なのは、違和感なくその役になりきれるかどうか、ではないか。

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