バイデン大統領とBTSが「アジア人蔑視」で会談、日本人メダリストも差別を受けていた!

 競泳元日本代表で五輪メダリストでもある松田丈志が6月1日、曜日コメンテーターを務める「スッキリ」(日本テレビ系)に出演。米国でのアジア人差別について、自身の経験を吐露した。

 番組では、世界的な影響力を持つ韓国の7人組グループ・BTSが日本時間の今朝3時半、米国のホワイトハウスでバイデン大統領と会談したことを伝えた。米国では、新型コロナウイルスが中国から世界に広がったとされたことをきっかけに、アジア系住民へのヘイトクライム(憎悪犯罪)が増加。BTSとバイデン大統領はヘイトクライム抑止などについて話し合ったと見られている。また、面会に先立ちBTSはホワイトハウスで会見を行い、リーダーのRMは「私たちはアーティストとして、できることをやっていきます」と意気込みを語っていた。

 BTSもアジア人という理由だけで差別を受けた経験があった。2021年3月のツイッターで、理由もなく罵られたり、見た目で嘲笑されたりしたことがあったことを告白。「私たちは人種差別に反対します」と強く明言した。

 この問題について、コメントを求められた松田は「同じアジア人として、あの場でスピーチしてくれたことがすごいこと。嬉しい」と感謝。続けて「やはり人種差別は根深くあって、海外でトレーニングするとき、〝アジア人が来たぞ〟という目で見られたことがある。車から罵声を浴びせられたこともある」と、自身が差別を受けた経験を吐露した。

「BTSはもちろん、有名アスリートの松田でも差別されたことに視聴者の間では驚きの声が上がりました。松田といえば、子供の頃の練習場所はビニールハウス内にあるプール。夏は暑く、冬は寒い過酷な環境でハードなトレーニングに耐えていたといいます。アジア人差別に耐えることができたのは、練習で培った根性の賜物かもしれません。また、『スッキリ』ではアジア人差別を問題視する一方、〝良いものは良いと素直に認める風潮もある〟と発言し、米国を庇うあたりに松田の余裕を感じさせます」(芸能記者)

 コメンテーターとしても〝メダリスト〟の領域に近づいてきた?

(石田英明)

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