女子ゴルフ「開幕“裏”事情」をブチまける(3)渋野日向子が目指す「走れるデブ」

B 国内開幕戦の当日、米女子ツアー「HSBC女子世界選手権」で渋野日向子(23)が初戦を迎えます。国内の「ダイキンオーキッドレディス」はTBS系で一部放送されますが、時差が1時間しかないので「WOWOWライブ」との視聴率争いも気になります。

D 渋野以外にも米女子ツーで6年目を迎える畑岡奈紗(23)、昨年の「全米女子オープン」で海外メジャー初優勝を飾った笹生優花(20)、国内6勝の古江彩佳(21)も米ツアー予選会を7位で突破しての参戦なので、注目度なら米国のほうが高いかもしれません。

A 現時点(2月21日)の世界ランクは、日本人のトップは笹生の7位で畑岡が9位、古江が14位、渋野は42位か。今の調子が反映されているな。

C 笹生は今年1月、キャロウェイゴルフ・カンパニーと総合用具契約を結んだのが大きい。日本語よりも英語が上手ですし、キャロウェイ本社のサポートがつくとなれば、ゴルフだけに集中できますからね。

B 開幕からの3戦は笹生が6位、3位、予選落ち。畑岡は波に乗れずに18位、20位、41位です。

D 畑岡は意外とメンタルが弱いんですよね。アドレスの前にジャンプするのはリラックスするためで、昨年の「全米女子オープン」で笹生にプレーオフで負けるなど、勝敗の行方を左右する場面でミスをしがち。本人も「自分を追い詰めちゃう」と言っていました。

A 古江はここまで2戦して18位と30位だが、初戦の3日目は、強風で周囲がスコアを乱す中、7位タイにつける勝負強さが光った。米国でも練習嫌いの天才肌らしさは健在で、狭いコース形態なら優勝もあるぞ。

C 渋野はどうですか。

A 相変わらずパワーアップを図り、試行錯誤のフォーム作りに励んでいるね。

B 「走れるデブ」宣言も飛び出しましたし。

D 何ですか、それ。

B お正月恒例の特番「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日系)で、自分の打った球まで走って次の人にタスキを渡す「駅伝タイムアタック」というコーナーがある。で、小祝と渋野が巨胸を揺らして猛ダッシュ。ネット上でもその爆揺れに注目が集まっていましたが、収録現場でも大盛り上がりだった。松山英樹の若き日の名言「動けるデブになりたい」を受けて渋野が「私は走れるデブで!」と、笑いを誘っていたそうです。

A 今年はスマイルシンデレラの復活に期待したいし、国内外で名シーンや迷言が飛び出して、ファンを楽しませてくれるかも。

A(スポーツ紙デスク)/B(民放局ゴルフ担当記者)/C(ツアー関係者)/D(ゴルフ誌編集者)

*「週刊アサヒ芸能」3月10日号より

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