「ロシアVSウクライナ」不謹慎動画に批判殺到!配信者の炎上が止まらないワケ

 サバイバルゲームに関する動画を投稿する女性サバゲーYoutuberの「サバおか」さんが、2月25日にロシアのウクライナ侵攻をネタにした動画をアップし、《不謹慎すぎる》と批判が殺到した。最近では女性配信者の炎上が相次いでいるが、果たしてその理由とは?

「問題となったサバおかさんの動画は、ロシア軍とウクライナ軍の武器を紹介するというもので、サムネイル画像にはそれぞれの軍に扮したサバおかさんが銃(エアガン)を向け合い、『ロシアVSウクライナ 2022』と記してあったのです」(ネットライター)

 この動画が投稿されるや、すぐさまネット上では批判が殺到。翌26日には茨城県にあるサバイバルフィールド「つくばサバゲーランド」が公式Twitterで「サバイバルゲームの健全な発展を阻害するものであり、現在進行形で侵略を受けている当地の人々に対する無配慮さは目に余るものがあります」と指摘し、フィールドの利用禁止を表明。すると、続いてミリタリーショップの「ウィリーピート東京」も公式Twitterで出禁にすることを宣言したのだ。

 女性配信者といえば、eスポーツチーム「CYCLOPS athlete gaming」に所属していたプロゲーマーのたぬかな選手もライブ配信中に、男性の身長について「170ないと、正直、人権ないんで。170センチない方は、『俺って人権ないんだ』って思いながら生きていってください」などと差別発言をしたことで炎上し、同チームから契約解除されたばかりだった。

「こうした炎上が相次ぐのは、身内のノリを配信に持ち込んでしまうことに問題があるのではないでしょうか。普段はサバゲーやeスポーツの仲間でやっていたノリを深く考えずに全世界の不特定多数が視聴可能なネット上でやってしまう。サバおかさんは謝罪動画の中で、『問題だと思わなかった自分の未熟さが最大の問題だった』と反省を述べていますが、今、ロシア軍とウクライナ軍のネタを投稿すれば問題になると分からないはずもなく、一方で仲間内では話題にしていたことや、旬な内容で再生数を伸ばしたいという思いから動画を投稿したのでは。分別のあるスタッフが周囲にいればいいですが、多くの配信者は個人で動いていることから、こうした炎上は今後も発生するでしょうね」(ITジャーナリスト)

 SNSもしかりだが、動画や生配信を観るのが、自分に好意的な仲間だけでないことを理解する必要があるだろう。

(小林洋三)

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